円頓寺 秋のパリ祭 20172017/10/20




今年も円頓寺商店街にて、秋のパリ祭が開催されます。
円頓寺パリ祭では、商店街にフランスにちなんだ雑貨、飲食の店舗が
多数出店し、期間中はゲスト奏者によるライブもあります。
今年で5回目を迎えるイベントですが、当店も初回から出店させていただいており、
今回も出店させていただきます。
11月11、12日の2日間、宜しければ円頓寺商店街へお越し下さい。
詳細は下記サイトでご覧いただけます。

ピアニカの修理22016/05/23

東海楽器製造というメーカーの古いピアニカの修理をしています。


鍵盤を外したところです。
鍵盤の下にある緩衝材が劣化して底付きが出ています。


鍵盤の軸を抜いて鍵盤を外しましたが、一つ外したところで
軸を抜かなくても軸穴がL字に開放している事で鍵盤を外せる事が分かりました。
製造、メンテナンス時の事を考えた作りです。


鍵盤をすべて外しました。
鍵盤下の緩衝材はボロボロです。
これはウレタンのスポンジが貼ってあったようです。


鍵盤のバルブは当初、1つしか外れていませんでしたが、
鍵盤を外す時の衝撃で多数取れました。
どのみち弱くなっていて演奏中に外れると思いますので、
今外れて良かったです。
演奏中に取れたら鳴りっぱなしになるので本番中だと中断するか
楽器を交換するしかなくなります。


黒鍵のバルブも一部外れました。
こちらは樹脂製です。


鍵盤を外すとバルブ穴の大きさが途中で変化している事がよく分かります。
高音域は空気消費量が少ないからこのようになっているものと思います。



古い緩衝材を綺麗に取り去り、新しいフェルトを貼りました。
見た目にも綺麗な赤ですが残念ながら最終的には見えない位置です。
スポンジよりもかなり長く持ってくれるでしょう。
虫に食われる事はありますが..


黒鍵のバルブは樹脂製ですが、穴の淵に沿って変形が出ています。
恐らく、下にある樹脂のシール材に使っている可塑剤と反応したものと思います。
このままだと気密に影響するので平らにします。


密閉ケースに付いているドレンバルブですが、周囲が漏れ出た凝縮水で汚れています。
バルブが機能していないのでバルブ材を交換します。


修理は完了したので後は調律です。
金属クリップ4つで密閉ケースを外せます。
調律作業が楽になりますが、空気が先にバルブへ通るクラビエッタや
アコーディナであれば密閉ケースは閉じたままで楽器表面近くに出ている
リードを削る事ができますので、それよりちょっと大変です。


調律完了。
リード周りも綺麗に仕上げました。


最後に、吹き口の清掃、消毒です。
内側を綿棒で掃除したら真っ黒でした。
一番最初にもやっておくべきでした..


今回、とても貴重な楽器の修理、調整をさせていただき
大変有意義な経験をする事ができました。
まだまだ現役で使えそうな元祖ピアニカです。
これからも活躍してくれると嬉しいです。


ピアニカの修理2016/05/16

大変珍しい鍵盤ハーモニカの修理を承りました。

ピアニカと書いてありますが、ヤマハではありません。
東海楽器というメーカーの物ですが、そういえば以前に
Tokai と書いてあるアコーディオンの修理をした事がありました。
ピアニカはヤマハの商標と思っていましたが、
元になったのはこのメーカーのようです。


ある程度古い物のようですが、ケース、説明書まで残っていて、
楽器もとても綺麗です。


外観はシャープでアルミニウム外装を樹脂で挟んだ構造や、色あい、
殆ど淵なしで鍵盤だけのような楽器のデザインはイタリアで製造されていた
クラビエッタにそっくりです。
依頼者の方もクラビエッタが原型ではないか?という意見をもらっていたとのことです。



本体に貼ってあるステッカーです。
モデル名はPC-1ですが、名前の通り、市販のピアニカ1号という事でしょうか?


分解してみると、鍵盤のバルブが外れている箇所がある事が分かりました。
鍵盤を押さなくても音が出ているのはこれが原因です。


外れているバルブをとりはずしました。
かなり小さなバルブです。
バルブ側にはシール材が全くなく、ただの金属板です。
バルブが当たる方の面に柔らかいシール材が貼ってあります。
これは製造する時には楽な方法ですね。
バルブ材は樹脂ですが、驚いた事に何十年と経っているのに
柔軟性を保っていて劣化があまり進んでいません。
恐らく、軟質塩化ビニルと思います。


バルブを位置に戻してみました。
シール材に段差が付いているので正確に元の位置へ戻さないと
空気漏れが出る可能性があります。
取り敢えず、今は固定せずに漏れの確認だけします。


音域によってバルブサイズが変わっている事に気づきました。
空気消費が多い低音は少し大きめの穴になっていて、
途中から穴が小さくなっており、それに合わせてバルブサイズも変わっています。
元々、小さめの穴とバルブですが中音域からは更に小さくなります。
恐らく、子供が使う教育楽器なので空気消費を抑える為でしょう。
クラビエッタやアコーディナでは大きく開口するので
大人が大音量で演奏できるようになっています。


外装を外したところですが、驚いた事に本体そのものは木製です。
下部の金属ケースと木の本体は金属のクリップだけで留まっています。
ネジを使っていないのは見事です。
クリップで挟んでいない方の淵は単に溝に挟んでいるだけです。
この構造は調律の時に大変貢献します。
鳴らして調律を確認して調整を繰り返す際、簡単に開閉できるからです。
ネジで留めたらとてもやっていられません。


金属クリップを全て外し、合わせ目の隙間をちょっとこじったらケースが空きました。
シール部分は先の鍵盤のバルブ部分と同じ白い樹脂です。
こちらも柔軟性を残しており大変良い状態です。
クラビエッタなどでは大抵シールがダメになっていますので優秀ですね。


密閉部分のケースにはクラビエッタや最初のアコーディナであるBORELの物と同じような
二重底構造が見られます。
これは吹いた息の水蒸気を先に凝縮してリード周りに水滴が
付きにくくなる事を狙っています。

恐らくクラビエッタを参考にしたものと思いますが、決定的な違いがあります。
クラビエッタやアコーディナでは吹いた息は先にバルブ側に入り、
鍵盤を操作した時に開いたバルブからリードへ空気が抜けます。
このピアニカや殆どの鍵盤ハーモニカでは、吹いた息はリードに先に当たり、
リードの後に付いているバルブが開いた時に音が出ます。
この違いは外からは判断しにくいですが、大きな違いがあります。

先にバルブがあって後にリードが来る構造ではリードを密閉部分ではなく
楽器の外に近い部分へ開放状態で取り付けられます。
この事で得られるメリットは多く、音が大きく抜けやすい構造にできたり、
調律で密閉部分の開閉を不要としたり、息の水蒸気が付きにくく、
開放なので自然に乾燥するという点です。

バルブがリードより後になる場合はリードは密閉系の中ですので、
調律は鳴らす時と削る時で毎回分解する必要があります。
息は先にリードに通る為、水蒸気が付きやすく
体温も伝わりやすく温度変化でピッチが変わります。
密閉空間のリードは乾燥せずに湿った状態が続き
腐食の原因になったり、菌が繁殖したりします。

メリットの多い先バルブ方式ですが、鍵盤ハーモニカで採用されないのは
恐らく、特許の関係ではないでしょうか?
本当のところは知りませんが、後バルブ式のメリットは
リードが内側にある事による音へのエフェクト程度でしょうか?
これはデメリットにもなり得るので何とも言えないところです。


リードは幾つかに分かれたプレートに並んでいてクラビエッタやアコーディナのように
独立していません。
リードが折れた時は厄介ですね。
やはり吹いた際の水蒸気でそれなりに腐食しています。
調律のズレが出ている原因にもなっていると思われます。


高音域のリードもリードの先端と元で幅が変わらない形です。
これはバンドネオンのリードに似ています。
先が細くなっていないので弱い息での反応が悪いかも知れません。
これは調整で何とかします。


Zライト2016/05/03


5、6年前に購入したLEDのスタンドが壊れました。
1年位前から不安定な感じでしたが、ついに不点灯箇所が出ました。


左側のスタンドは開業時に購入した電球型蛍光灯の物です。
不点灯もありますが、明るさも全然出ていません。


このスタンド、Zライトというそれなりに有名な物ですが、
この製品に関しては長持ちしませんでした。
2010年製とありますので、製造から6年です。
6年間、常時点灯したとして5万時間なのでLED照明としては寿命ですが、
実際には一日に8時間以下の点灯で、休みの日もあるのでちょっと短いです。


分解してみました。


LED部分の拡大ですが、茶色く焼けています。
LEDそのものがダメになっているようです。
放熱対策が不十分な感じで、基盤裏からアルミニウム本体への
接触が不完全です。
LEDチップを交換すれば直ると思いますが、同じ部品は手に入らないし、
修理代は高そうです。


という訳で、山田照明を信じて新しい物を購入しました。
やはり以前の物は良くなかったのか、もう生産されていませんでした。


似たような感じの製品ですが、発光部分が広くなりました。
さて、何年持つか?


電池交換2016/04/16


充電できる乾電池 eneloop を沢山買いました。


以前は三洋が製造販売していた eneloopですが、
パナソニックに吸収合併されたので今はパナソニックブランドです。
上の画像は新旧のeneloopですが、現在の物はeneloopの文字が
とても小さく、代わりにPanasonicと大きく書いてあります。
旧エネループのデザインセンスが際立っています。


電池と併せて単三用電池ボックスも買いました。


これは開業した年に購入した充電式の掃除機です。


購入したのは2009年ですが、2008年製ですね。
さすがに8年以上使用しているので最近はパワーが低下してきました。
連続使用時間も落ちています。
これはバッテリーが寿命に近いという事です。
表示によればバッテリーはニッケルカドミウムです。


分解しました。
本体下部にバッテリーパックが2つ入っています。


バッテリーパックを取り出しました。
2つに分かれていますが全て直列で繋がっていて間にヒューズが入っています。


ニッケルカドミウムバッテリーで1300mAhの容量です。
このパックを調べてみましたが、すでにメーカーからは販売されていませんでした。
また交換用バッテリーが異様に高価で、2組買ったら掃除機本体が買えそうです。


バッテリーパックの外装を外しました。
1.2Vのニッカド電池が5本直列です。
大きさは単2電池より少し小さめです。
メーカーはなんと、SANYOです。


購入したエネループと比較したところです。
エネループはニッケル水素電池で1本の電圧がニッケルカドミウムと同じ1.2Vです。
充電も互換性があるので置き換えが可能です。


エネループ 10本を直列にして電圧を測っみました。


13.2V位でしょうか。
定格だと12V丁度ですが、新品で無負荷なので少し高めです。


掃除機に付いていた物は12V丁度で、定格通りです。


電池ボックスへエネループを入れて結線して掃除機へ取り付けました。
元々の電池より小さいのでスペースに余裕があります。
軽くなった事で掃除機の取り回しも良くなりそうです。
充電容量も1900mAhなので以前より上がっています。
これでもう暫くはこの掃除機が使って行けそうです。
そういえば、掃除機の色合いがエネループっぽいですね。
偶然ですが。