自分の楽器2008/05/08

今日は、午前中に調律が終わった楽器のチェックをシモーネと一緒に行い、そのチェックポイントと修正方法を教えてもらいました。なのでまた調律をしたり、サブタの交換をしたりしました。
午後に、ロメオが嬉しそうに呼ぶので何かと思ったら、私が注文していた楽器のケースが出来たとの事で持って来てくれました。楽器は黒のボタン式ですが、まだボタンも何も付いていませんし、リードも木枠だけで付いていません。楽器の外周にはマスキングテープが貼ってあるので、包帯に巻かれたミイラの様になっています。これは、これから行う組み付け作業で外周を傷つけない為です。Cooperfisaは小さなメーカーですが、それ故に、一つずつ丁寧に手作りされた楽器を生み出しています。ミイラ状態はそんなメーカーの細かい心遣いです。
この楽器の製作は、多分、私が来ている間に、まに合わせる為に色々とやりくりしてくれたのだと思います。楽器のケースは、響きを作る楽器としての最も重要な部分です。心のこもったこの楽器がどんな音なのか早く弾いてみたいところです。
この日はその後、連続3枚、新品楽器のグリルの布貼りを行いました。私が貼ったグリルの楽器はどこへ行って誰が弾くのでしょうか..少しでも楽器作成に関われたのは嬉しい事です。