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今日は土曜ですが、午前中にファブリツィオが出勤して仕事をするので、私も出社して昨日の作業の続きをする事にしました。昨日の帰りに出口でエリーザとロメオに挨拶して出ようととしたらロメオが、明日やりたかったら仕事ができるよ、と私に言いました。私は仕事は今までも普通にやってきているのに、何で急にそんな当たり前の事を言うのだろうと、不思議に思いました。で、暫く考えて自分が曜日を勘違いしている事に気づきました。私は翌日が金曜だと思っていたので、ロメオの言葉の意味がわからなかったのです。今日は金曜？と聞くと、そうそう、明日は土曜だよ、と言われ初めてロメオの言っている意味がわかりました。土曜は普段休みだけど、明日はよかったら仕事できるよ、と言う意味でした。一週間がとても速く過ぎて行きます。もちろん出社はＯＫして今日は９時に出社して昨日の続きで、自分の楽器にレバーを取り付ける作業をしました。その後、バネを取り付け、まだ時間があったのでボタンそのものを付けました。これでだいぶアコーディオンらしくなりました。
しかし、裏を見ると、木枠だけでリードは付いていないので音は出ません。

帰りはいつもシモーネに送ってもらいますが、今日はいないのでロメオが送ってくれると言いました。何か仕事があるようで、ちょっと待ってと言われ楽器が沢山展示してある部屋で待ちました。そこへ社長のエミリアーナが来て、ロメオと何か会話したと思ったら突然、ロメオが大ウケして手を叩いて喜んでいます。私には何もわからず不思議そうな顔をしていると、その後、凄い事を告げられました．．

前の記事の続きです。
土曜の午前に出勤して帰り際に、エミリアーナの思いつきを聞いたロメオが私に言いました。その凄い事とは．．
「月曜の午後にテレビに出て２曲弾いてみない？」です。マジですか？とも言えず、取り敢えず出た言葉は、私には練習が必要です．．の一言。あっという間に、Cooperfisaのボタン式（インターナショナルタイプ）アコーディオンが用意され、セミナリオに送ってもらいました。食事後、練習と思いましたがセミナリオはとても静かな場所です。建物はとても綺麗で快適ですが、防音については全く駄目です。屋根の上で歩く鳩の足音が部屋まで良く聞こえますから。（最近分かりましたがこの建物、１５００年後半の物です．．）
という訳で、楽器を持ってセミナリオの正面にある公園で練習する事に。ハードケースを持って出たら門の所で事務のおばさんに今、出発？と驚かれました。私が帰国すると思ったらしいです。事情を説明して公園へ行きました。公園はとても綺麗なところで、セミナリオと、Vercelliで一番大きな教会の正面にあります。大きなロータリーの中央でもあり、周りを車が回っています。噴水があって、ベンチが複数と立ち木もあります。木陰のベンチに座り練習しました。練習と言っても曲を決めていないので取り敢えずできる曲を順番に何度も弾いて記憶を取り戻します。４月以降、弾いていないに等しいのでかなりヤバイ状態です。時折、公園に来た人が見て行きますが、そういうのを気にしている余裕もなく、ひたすら弾きました。気づくと３時間が過ぎ、さすがに左肩のあたりが痛くなってきたので止めました。毎日練習していた頃には３時間でこんな痛みを感じた事はありません。記憶もさることながら、筋力もだいぶ落ちているようです。多分、明日は筋肉痛でしょう。