cookie's blog

今日は、自分の楽器のベースボタンの取り付けです。１２０個あるボタンを一つずつ取り付けては調整という作業を繰り返します。この作業が悪いと、ボタンにガタつきが出たり、高さが不揃いになったり、押した時の発音レスポンスが遅れたり、空気漏れの原因になります。
午後にちょっとしたアクシデントがあり、作業が遅れました。午後になって作業再開している所へシモーネがやってきて、私の作業台の棚の上にあった物を取った時に、棚の上にあったテープが巻いてある輪が落下して、私が作業中のベースボタンが順番に並べてある所に落ちました。かなり密に並べてあったので、順番が一部分からなくなってしまいました。どうせ何か図面とか、分かる方法があるのだろうと思いましたが、そういう物は無いとの事。最初どうやって並べたのか知りませんが、仕方が無いので和音構成を考えたりして順番を正しく戻しながらの作業になりました。思わぬトラブルで時間が掛かりましたが、おかげで順が分からなくなった時の対処方法を学ぶ事ができました。
という訳で、今日は全てのボタンを収める事はできませんでした。

仕事の帰りにいつものようにシモーネに車で送ってもらいましたが、セミナリオの隣の教会の広場で La Fattoria in Cittaという催しが始まったので一緒にひと回りしてきました。Fattoriaは農場という意味で、「街の中の農場」という事で、ピエモンテ州の農業や畜産の展示会のようなちょっとしたお祭りです。今週の木曜から日曜まで開催し、メイン会場は教会の広場ですがその他、Vercelliの広場４箇所でも関連のイベントがあるようです。
教会の広場には、仮設の檻が準備され、牛、羊、ヤギ、ウサギ、鶏、七面鳥などの家畜が動物園の様に展示してあります。各動物で何種類かの展示があるので、結構な規模です。牛だけでも３種類いました。
写真はウサギですが、もちろん飼う為ではなく食べる為に飼育しているのでしょう。ヨーロッパではウサギを食べる地区があります。丁度、この催しが始まる前にCooperfisaでシモーネとリラが面白いやり取りをしていました。シモーネは家でウサギを飼っているらしいのですが、リラはポーランド出身でウサギが好物らしく、シモーネのウサギを狙っているとか．．
シモーネはウサギを食べないそうです。飼っているので自分のウサギの事を想像するかららしいです。携帯で写真を見せてもらいましたが、巻き毛の長いウサギで、家畜とは全然イメージが違いましたが。
ここでもウサギの展示場所は子供に大人気です。でも、これ食べられてしまうんだよな．．ちょっと複雑。ちなみに私はウサギ料理を食べた事はありません。