散髪2008/05/24

今日は朝から散髪に行ってきました。場所は前日に職場の人に聞いて、シモーネは普通の床屋のような店で、ファブリツィオは大型スーパーマーケットの中にある店という事で、スーパーの方へ行ってみました。場所はVercelli中心とは違う方向の郊外にあり、1階建ての広いスーパーで大きな駐車場もありました。セミナリオからは歩いて10分ほど。Vercelli内のこんな近くに、このような店があるなんて全然知りませんでした。食料品からちょっとした衣料品、日用品があり、併設の店には電化製品、パソコン、携帯電話を売る店も。その中にあるKarmaという見た感じ美容院の様なところへ行きました。聞いていたのはファブリツィオが行っているというだけなので、行くまで床屋のようなところか美容院かわかりませんでしたが、結構大きな綺麗な店で髪を切るスタッフだけで6人いました。私は美容院というところには行った事が無く、床屋も高校の時から今までずっと同じ店なので、イタリアである事はもちろんですが、美容院っぽいところも初めてで、入るのに躊躇しましたが、ここで帰ったらイタリア経験が一つ減るし、帰る頃には髪が伸びすぎて大変なので思いきって入りました。

予約とか必要なのかも知れないので取り敢えず入ったところで立ってスタッフに髪が切れるか聞いてみました。すると、すぐOKとの事で、上着を預け奥へ案内され待合のイスに座りました。見ているとお客さんは男女無関係、子供からお年寄りまで誰でも来るという感じです。5分くらい待ったところで洗髪する所へ呼ばれイスに座ったまま首を後ろの洗面台に置く感じで洗ってもらいました。私が行っている床屋では切った後に、仰向けで寝るような感じなので順番と姿勢が違います。洗髪は床屋のそれと比べるとかなりソフト。洗っているというより撫でている感じ。しかも凄くゆっくり。段々とスピードと力を増して行くのかと思っていたら終わりでした。タオルで巻いてすぐに空いた席で散髪開始となりました。洗っていた人とは別の人が担当。かなり若い感じの女性で、大丈夫か?と不安になりました。ちなみに、6人いるスタッフの中で男性は1人。その人は50歳くらいで多分オーナーでしょう。

鏡の前に座って準備をしたあと、その若い女性は速いイタリア語で何か長く喋りました。その場の状況から多分、どんな風にしましょうか?みたいな事と思いますが、全く一言も分からなかったので思わず、イタリア語ができません..と言ってしまいました。すると、英語はできる?と聞くのでハイと答えました(本当はそれも大した事はないが、イタリア語よりマシという事で..)。オーナーらしき男性を呼んでその人が英語で自己紹介をして握手をしてきたので、自分も名前を言って日本から来たと伝え、自己紹介しました。それは全部イタリア語で言ったので、イタリア語できるじゃん..みたいな感じになってしまいました。その後、モデルが沢山載った写真を見てその中からイメージに合う物を選びました。イタリア人の男性は日本と比べると短めの人が多いので、私も今までに無く短くしようと思い、イメージに近い写真を指して、これと同じと言いました。

そして散髪開始..
ちなみに担当した女性は、急に愛想が良くなりました。最初からそんなに悪くは無かったですが、やはり日本人と確定したからでしょうか。切る時にはハサミは使いませんでした。短く切るからではなく、ハサミの代わりにバリカンでやるスタイルのようです。多分、省力化のためでしょう。バリカンのように長さを固定するクシは付いていないので、クシや手で頭との距離をとってバリカンで切っていきます。普段行っている床屋と比べたらかなり雑な感じでしたが、それなりに仕上がりました。ハサミでは無いので早かったです。床屋だとその後、顔を剃りますがそれはありませんでした。首の後ろは安全カミソリでササッと剃って終わり。ドライヤーで乾かし、スタイリングをして終了。これで16ユーロだから日本よりちょっと安いか。

それで、切った感じですが..やっぱり同じ様に切っても、外国人モデルと中身が違うので全然違いました。普通にオッサン臭くなった様な感じもしますし、意外といいかも?と思う感じもしますし、自分ではよく分かりません。ブログに載せようと思いましたが、やはり恥ずかしくてムリ!自分で見るのも恥ずかしいというか、慣れていないので、鏡の前に立つ度に自分で驚きます。
散髪後、ゆっくりとスーパーの中を見て回って帰りました。帰りは結構雨が強く降っていました。
写真は散髪後にレジのところで撮った店内の様子です。一番奥で掃いているのが切ってくれた人です。落ちているのは私の髪の毛。