リード取り外し22008/05/27

今日もリードの取り外しと、ロウを落とす作業。右は昨日終えたので、左側をやりました。
午後なって、社長のエミリアーナに呼ばれて、ロメオと3人で色々と話をしました。今後の事も含めて。
それから、私が今まで行ってきた修理の実習では、エミリアーナやロメオが当初考えていた以上に私の作業が正確であるとの事で、今やっている様な作業を続ける事が無意味では無いかと心配しているとの事でした。私は最初、何の話をされているか分からなかったのですが、何度もロメオに聞き返してやっと意味が飲み込めました。
まあ自分で言うのもなんですが、会社を辞めてまでしてこれをやるのですから、元々そういう作業は得意ですし、毎週土曜のみですが2年半以上も山本楽器さんでお手伝いをさせてもらって来たので、全くの素人という訳ではありませんので.. まあ、そんな風に認めてもらえるという事は嬉しいですね。それに対する気遣いもありがたい事です。
それで、何かもっと別の事を知りたくないか?と質問されたので、暫く考えて口にしたのは、ここへ来たのはアコーディオンを作りに来た訳ではなく、修理技術を習得する為です..でした。自分も咄嗟に言って、何が言いたいのか良く分からなかったので、また少し考えて、以前から気になっている事を言いました。
それは、チャンバー付きの楽器のバルブ固定方法。言い換えるなら、チャンバー付きの楽器のバルブからの空気漏れを修復する方法です。これは実際に要求も多いのですが、明確な修復方法がわからず、試行錯誤で行ってきました。
自分が注文した楽器はチャンバー付きですが、バルブ部分はボタンからのレバーに固定済みで、取り付け後の調整だけで済んでいたので、バルブの固定方法までは分からなかったのです。
と、まあそんなやりとりを暫くして、またリードを外す作業を残った時間で行いました。