ジェノバ 12008/06/01

今日は日曜日。明日はイタリアの祝日(共和国建国記念日)という事で、土曜からの3連休。今日は朝から電車に乗り、ジェノバへやってきました。北イタリアではこのところ雨続きで、イタリアらしいカラリと晴れた天気が少ないです。今日も曇りで明日の予報は雨の可能性もあります。天気の様子を見て昨日の夕方に出かける事を判断しましたが、晴れは望めそうにありません。Vercelliからローカル線で乗り換え無しでジェノバへ来られる電車が朝の時間にあったので案外、楽に来られました。2時間たらずでジェノバへ到着。着くと曇りでしたが案外明るく、過ごしやすい天気でした。

ジェノバは大きな水族館があるのが有名ですが、これは天気が悪い明日に取って置く事にしました。その他、美術館なども明日にする計画で、今日はひたすらジェノバの町を歩いて回ってみました。とりあえず、駅から出て市内中心へ少し進み、海岸の方へ出ました。駅の前には大きなコロンブスの像があります。あのコロンブスはジェノバ生まれらしい。今回初めて知りました。海岸へ出ると、都会的な港らしい風景が広がっています。雰囲気は横浜の赤レンガ倉庫の辺りに似ています。高層ビルはもちろんありません。背後には山があるので、神戸のような感じもあります。暫く海岸を歩くと、海賊船の様な大きな船が現れました。大砲を沢山積んでいるので多分、古い軍艦だと思います。舳先には巨大な人間の像があって迫力があります。有料で中を見学できる様になっていました。写真はその軍艦です。
そこから先は海岸沿いにずっと露店が出ています。Vercelliの日曜の市と同じで殆どが黒人か中国人。売っているのも偽物と思われるブランドバッグやサングラス。露店の間を進むと水族館が見えました。明日の為に入場方法を確認しました。最初に外の切符売り場で切符を買うようですが、凄い人の列。100mはあると思います。明日は朝一番で並ぶ事にしよう。切符売り場から水族館の入り口までの30m程度も人で埋まっていました。時間を区切って入れているようです。
さらに海岸を進むとヨットが沢山停泊していて港の雰囲気が漂います。天気は段々と明るくなってきて気持ちの良い日になりました。歩いているとかなり暑いです。

ジェノバ 22008/06/01

前の記事の続きです。
ジェノバの海岸を更に行くと道路は海岸から離れて上りになりました。だいぶ行ったところで左へ曲がり、町の中心部へ向かいました。この後は、ひたすら町中を歩き、教会を覗いたり、広場でのんびりしたりしました。今晩泊まる場所も決まっていないので、ホテル探索も兼ねています。道中で主だったところは、コロンブスの家、高台の公園、フェッラーリ広場です。コロンブスの家は復元らしいです。かなり小さいですが、中は資料館になっていました。フェッラーリ広場は大きな噴水のあるなんとも気持ちの良い公園。噴水を眺めているだけで長い時間が過ぎていく程、雰囲気の良い場所でした。高台の公園は、Villetta di Negroというところで、中には東洋美術館があります。写真はその公園からの眺めです。Vercelliなどの古いイタリアの町は、屋根がレンガ色ですが、ジェノバは何故かもっと薄い色です。遠くに海も見えます。

ジェノバ 32008/06/01

前の記事の続きです。
町を歩き回った後、お昼になったのでもう一度、海岸へ出ました。海岸近辺のレストランは観光客でどこもかなり混んでいます。海岸から少しだけ奥へ入ったところに良さそうなレストランがあったので入りました。値段はやはりVercelliより高めです。ピザとビールとコーヒーで終わらせました。これで十分、お腹一杯です。味はなかなか良かった。この後、ホテルを本格的に探しました。駅周辺には大きなホテルが沢山ありますが、いかにも高そうです。海岸からも少し遠いです。海岸から近いところでは、小さくて怪しい感じのところが多かったです。最初に聞いたホテルは、50ユーロと安かったですが、カフェと併設で全くやる気の無い店員だったので出てきました。次はなかなか良かったのですが、既に満室。3つ目でようやく入れました。フロントは玄関が表ではなく建物の3階で、通りには共用の大きな金属の扉とインターホンだけ。以前ならインターホンで喋って入る方式は避けましたが、イタリアに来てだいぶ慣れたので、普通にインターホンで会話してすんなり中に入れました。なんか気分いいなぁ..こういうの。

暫くホテルで休んで、夕方にまた散歩しました。この日、外でアコーディオンを弾いている人を3人見ました。どの人も小さいボロボロのアコーディオン。何故か皆HOHNERの古い物。演奏もけして上手ではありません。というか、上手に弾いたら一日持たないので、抑揚の無い演奏にするしかないのでしょう。唯一の商売道具の楽器に負担もかけられませんし。ある意味、本物のプロ奏者ですが、演奏したくてしているというよりも、生活の為という感じです。

夜になり晩御飯を食べに海岸のレストランへ入りました。波止場の途中にあるとても雰囲気の良い店でしたが、食事はイマイチでした。その分、場所の割りには安かったですが。メトロノームを超低速にしたみたいに動く停泊しているヨットのマストを見ながら、暮れていく時間を楽しみました。岸壁やヨットに当たる水の音や、波止場独特の偶に重油の香りの混ざった風が港の気分を盛り上げます。
とても気持ちの良い夕暮れの海岸を、食事のリベンジにと、ジェラートを食べて歩きました。そういえば今回イタリアに来て初ジェラートだなぁ..
明日は、待望の水族館。