ボタン式のバルブ交換2008/06/23

いつもの様に週末が終わり、月曜が来ました。でも、Cooperfisaにいられるのは後4日です。今日は、新しい仕事を始めました。中古のボタン式アコーディオンのバルブ交換です。交換は右側だけですが、この仕事は期限付き。丁度、私が最後となる6月26日までに仕上げなければなりません。このアコーディオンはチャンバー付きなので、これは急がないといけません。イタリアでの研修も最後となり、期限付きの実践的な仕事をやらせてもらえるようになりました。

今日は、ボタンを全て外し、付いているバルブを全て外し、新しく取り付けるバルブの準備をしました。通常、バルブは全て新しくしますが、チャンバー側のバルブは特殊な形状の為、オリジナルを使う事に決定。なので、バルブからフェルトをきれいに剥がし、ワックスも取り除かなければならず、手間は倍増です。でも、元々、山本楽器さんで手伝っていた時は、いつもオリジナルを利用していたので自分にとっては普通の事です。チャンバーでない方は、新しいバルブを使いました。と言っても、バルブは木のボディーだけなので、フェルトと皮を貼る必要があります。

またTV撮影2008/06/23

月曜の続きです。
今日は、朝から何か様子が違いました。私は毎朝、Cooperfisaの工房の掃除をしていますが、今日は出社すると既に何人かの人が掃除をしていました。出社もいつもより早い人が多いです。何かと思ったら、今日は南イタリアからテレビ取材があるという事でした。暫くすると、二人組みの撮影スタッフが来ました。テレビ局ではなく、アコーディオン専門番組を作っている人で、衛星放送のSKYのチャンネルの1つで放送しているとの事です。社長がアコーディオン作成の各工程を説明しながら撮影して行きました。私も作業している所を撮られたので、放送されるかも知れません。

午後になると、Cooperfisaを使用している演奏家が集まりだしました。こんなに人が沢山いるCooperfisaは初めてです。午後からは、ショールームで、演奏の撮影をしていました。私は、仕事が忙しいので、ちょっと覗いただけで、後は音を聴いていました。その、奏者の中の親子に、私が以前にテレビで演奏した番組を見たという人がいて、話しかけられました。私は、自分の演奏を良くなかったと言うと、何故だ?と言われました。ライブだから良かった。感情がある、と言ってくれました。番組は収録でしたが、編集無しの撮ったままですので、ある意味ライブという事でしょう。やっぱり、アコ関係者は、あの番組を見ていますね..

私が番組収録した時の記事はこちら↓
http://accordion.asablo.jp/blog/2008/05/12/3565934