バヤン2009/04/28

3月末からとあるプロ奏者の巨大な楽器の調律を承りました。
PIGINIのバヤンという楽器で、ボタン式のフリーベース。リードの数はとんでもない数になります。おまけに経年劣化でサブタが簡単にパラパラと剥がれてしまうので全て貼りなおしする必要がありました。
フリーベースなので、左側には巨大なリードが付いていて、取り外しもできない構造でした。この取り外しできない巨大リードのおかげて通常の方法で左側は調律できませんでしたので、先日、ドイツのMusik Messe でPIGINIのブースで聞いてみたところ、普通は工場へ送ってもらう..との回答。イタリアへ送り返してメンテナンスしたら幾らかかるか分からないので諦めて、Cooperfisaのファブリツッイオとシモーネに教えてもらってきました。こんな時はやっぱり頼りになります。
そんな訳で、この大変な楽器の調律をやっと終わらせる事ができました。期限もあったので結構大変でしたがいい勉強になりました。