古い楽器の再生92010/04/08

中古楽器の再生記事の9回目です。
前回の記事はこちらです。
http://accordion.asablo.jp/blog/2010/04/05/5012827


今日は定休日ですが店を開けずに調律を行いました。
実はこの楽器、納期が明日に決まっているのです。
仕上げも含めて、夕方には調律完了!
ちょっと弾いてみましたが、バルブ交換を行って、調律も終わり、
高級楽器の実力を引き出す事ができています。
これで後は、細かい修理と見栄えの改善だけです。


蛇腹と本体の間にあるシールを交換しました。
この楽器は発泡ゴムのシールを使っていて、まだ気密は保っていましたが、
先の事を考えて交換です。この部分は、古い楽器だと天然皮革や、
綿の紐でできたシールもあります。そういう物の時は、何も考えずに
即交換します。


蛇腹の両面にシールがありますので、ベース側のシールも交換。


蛇腹留めは激しく傷んでおり、黒いビニルテープで汚く補修してありました。(写真下)
これではいくら中古でも商品にはなりませんので、これも交換。
同じタイプの部品が無かったので、新しいタイプの物(写真上)にしました。
蛇腹留めが変わっただけで、かなり見栄えが変わりました。


今日はここまで..
明日は、お化粧して、お客様への引渡しです。

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