アコーディナ2つ 42010/09/16

アコーディナ2台の修復を続けています。
直前の記事は下記です。
http://accordion.asablo.jp/blog/2010/09/15/5423548

合わせ目のパッキンを交換し、空気漏れの症状がなくなった金属ボディーの
BOREL製アコーディナですが、吹いているとなんとなく下唇が冷たい感じがしました。
よく観察してみると、吹き口の付け根の裏側に亀裂が入っていました。
ここから漏れた僅かな空気が下唇に当たっていたのです。
吹き口を持って動かすと僅かに上下に動いている事も分かりました。
空気漏れは僅かですが、このままでは金属疲労で吹き口が取れてしまいます。

という訳で、修復しました。
最初、外観を悪くしない為に内側から修復しようと思い、一旦閉じたボディーを
もう一度開けてみましたが、2重底構造になっていて内側からの修復不可でした。
仕方がないので外から修復。
空気漏れは止まり、吹き口が動く事もなくなりました。

昨日確認した木製ボディーのアコーディナのバルブ周囲の傷修復を行い、
その効果を今日、試しました。
すると空気漏れは劇的に改善したので、やはり穴の加工不良が原因という事になります。
これで不鳴音の修理、リード交換、空気漏れ修理が終わりましたので、後は調律です。