小さくても2011/03/30

YAMAHA製の34鍵盤、48ベースの修理を承りました。

製造後、年数が経過した楽器ですが外観はかなり美しい状態です。
症状は音に雑音が混ざるという事でした。
中を確認するとご覧の通り、殆ど全てのサブタ皮が反っていました。


サブタ皮はかなり硬化しており、反りも激しいので全て交換した後、調律を行いました。
34鍵盤のMMという小型のアコーディオンですが、交換した全てのサブタ皮を
集めてみると写真の様に結構な量になります。
数としては200を越えます。
小型のアコーディオンと言っても、数多くのサブタ皮を手作業で交換し、
全てのリードを調律しますので、それなりに費用はかかってしまいます。
これは小さなアコーディオンでも楽器の価格が高額である事の理由でもあります。