ネコ目の謎2014/12/02

今年も12月になってしまいました。


店のパソコンモニターの前には時計とネコのカレンダーが置いてあります。
カレンダーはネコ型の厚紙に印刷されていて、毎月入れ替える仕様になっています。
この写真では3月の物にしてありますが、全ての月で、ネコの目のところは
真っ黒に塗ってあり、輪郭が薄くあるだけです。
何故、瞳が描かれていないのか?と、カレンダーを12月に入れ替えたときに
急に疑問が沸きました。



という訳で、手元にあった白い修正ペンで白目を描いて瞳を作ってみました。
疑問は解決しました。
これがデスクの前にあると常に視線を感じて落ち着かないからです!
ちゃんと考えて作られているんですね..


世界一周2014/12/04

今日は定休日。
演奏会も終わってちょっとひと息です。


という訳で、息抜きに大須商店街へやってきました。



最初の目的地はここです。
タコスのお店。



アメリカンな雰囲気の店内です。
メキシカンなのかも知れませんが行った事がないので分かりません。
アメリカも行ったことないけど..



ハードタコスのセットメニューを頂きました。



初タコスです。
思ったほど辛くないので拍子抜け。
巨大なタバスコが置いてあるので辛くできます。



タコス屋を出て商店街を歩くと途中に見える古い食料品店。
この感じが、川崎にある親の実家(食料品店だった)そっくりで、
ここを通るといつも立ち止まってしまいます。
昭和の風景..



次の目的地はケバブ屋。
メキシコの次はトルコです。



イタリアでもよく見かけたケバブ屋ですが、入るのは初めです。
回転する肉をそぎ落としています。
日本刀みたいな長い刃物でやるんですね..
店員も外国人なので海外旅行気分。



ピタパンにケバブが入ったサンドを頂きました。
結構、塩味があります。
テリヤキ味だったらいいのに..と思ってしまうのはやっぱりアジア人だからですね。
いや、それではケバブ屋に来た意味がありません。
トルコの雰囲気を味わいました。



ケバブ店を出て暫く商店街を行くと、時々行くピザ屋の前にトルコ料理の
店ができていました。
ここでもケバブが食べられます。
本当にトルコにいるかのような店内では水煙草も吸えるようです。
トルコも行ったことないですが..



次は、お気に入りのナポリピッツァの店。



イタリアのバールの雰囲気そのままです。
イタリア行きたい..



さすがにピザは無理だったので、ババ ナポレターナと、カップチーノを頂きました。
メキシコ→トルコ→イタリアで、お腹の限界です。
本当は大須で世界一周予定でした。
敗因は、セットメニューにした事でしょうか..


大須商店街に他にどんな各国料理があるかと言うと..
鶏の丸焼き店。(ブラジル)



台湾屋台。(から揚げ)



インドカレーの店。



ワインが自慢のカフェ風の店。(フランス)



タイ料理店。



ハンバーガーとステーキの店。(アメリカ)

等々...と、色々な国の料理が大須商店街という狭いエリアに集まっています。
他にもまだ中華料理、韓国料理、もちろん和食の店もあります。
機会があればまた大須で世界一周にチャレンジしてみようと思います。
一日3食を大須で済ませばできるかも?


装飾入り 白 コンチネンタル 中古2014/12/06

EXCELSIORの最高峰、Continental の中古が入荷しました。
受注で作製した物で製造から10年の新しい中古楽器です。


EXCELSIOR コンチネンタルと言えば、一般的には黒ですが、
この楽器は白ボディーに装飾が入った珍しい物です。
サイズは中型ですので大きな楽器に抵抗がある方には良いと思います。



通常、横書きでメタル調のメーカーロゴですが、この楽器は
縦書きの装飾タイプです。



鍵盤の両側やスイッチの両脇にも装飾があります。



96ベースサイズの中型ボディーに41鍵盤、120ベースが入っていますので、
鍵盤は少し細くなっています。
鍵盤幅は17.5mmで、鍵盤の一番低いFから最高音のAまでの
端から端までの長さは44.5cmです。



ベース側の両脇にも装飾が入っています。



蛇腹の中は深い青色です。
白と青のコントラストが美しい楽器です。

中型サイズで装飾入りという仕様のコンチネンタルは大変珍しい物です。
海外から輸入した怪しい中古ではなく、日本から発注して作製した物です。
因みに、使っていた方は私の知る人ですので、ワンオーナーです。(女性)
現在、ベースボタンが何らかの理由で動きが悪くなっていますが、
完全に直して販売いたします。
調律はコンチネンタルの一般的なゆっくりしたMMですが、
お渡しする際は調律を全て見直しますので、任意の速さの波に変更できます。

中古アコーディオン情報は下記でご覧になれます。


3時間2014/12/08

プロ奏者の方から部分的な調律を承りました。
プロの奏者は楽器を長くお預かりできませんので、今回は3時間という
限られた時間での作業となりました。



楽器はボタン式のフリーベース。
とんでもない数のリードが内蔵されています。
その中で耳障りな大きな狂いを取るというのが今回の目的です。
ですが、この楽器、そんなに古くない一流メーカーの物で、
最近、ドイツにて調整もしてもらっているとのことです。



最初に右手側の調律を大急ぎで気になる箇所だけ修正しました。
ダブルチャンバーなので大変です。
写真は左手のベース側ですが、こちらもリードが多量に入っています。
そして、この楽器は構造上、大変調律が困難なタイプです。
調律を行うには色々な問題を全て解決しておく必要がありますが、
色々な問題がかなりあり、なかなか調律を行う事ができず、
バタバタと可能な限りの作業を3時間の中で行いました。



ベースリードの木枠の裏側ですが、テープで補修してある箇所があります。
それも剥がれかけていて困った事になっています。



これもベース側のリードですが、何らかの理由で木枠から外したと思われますが、
戻す際に、ただ嵌め込んだだけでロウを溶融させて接着していません。
多分、忘れたのだと思いますが..

この他にも細かい不具合、調整不足が目立つ楽器でしたので、タイムリミットもあり、
今回は本当に応急的な処置で終わりました。
また時間が取れる時に全体の調律を行うという事で了承させていただきました。
3時間、かなりハードでしたがこのクラスの楽器に触れる機会はあまりありませんので、
貴重な時間となりました。


両鍵盤 修復42014/12/13

ベース側も鍵盤になっている珍しいアコーディオンの修復をしています。


右手側リードの古いリードバルブを全部外しました。
この楽器は古い物ですが41鍵盤でMMMLの4セットなので
リードバルブの数もかなりの量です。



鍵盤の先端が破損しています。
幸い、破片は全て揃っています。



破片を接着して形がもどりました。
ここまでは簡単ですがこの後の仕上げが必要です。



鍵盤は高さにかなりのバラツキがあります。
バルブ材の劣化や部品の変形などが原因です。



鍵盤を押すとバルブが上に持ち上がりますが、
場所によってはグリルカバーに接触してベンベンと音が出ます。
打楽器的に使えそうな位です..
グリルカバーが大きく変形している訳ではないので
バルブの上がる量が増えているという事でしょう。



鍵盤の深さは8ミリ以上もあります。
鍵盤が深いのでバルブの上がる量も増えてグリルに接触するのでしょう。



右手側のリードを取った後の本体です。
丸穴と角穴の二種類があります。
角穴のところはシャッターがあり、音を止める事ができます。
ですが、近年の楽器と違い、こちら側にシャッターはありません。



シャッターはリードの木枠の方にあります。
この方式は何かと面倒が多いので最近はあまり見られなくなりました。



ベースリードです。
29鍵盤のフリーベースという事になりますが、思った以上に
リードが沢山入っていてビックリです。
リードバルブは反り、変形、剥がれなど様々な不具合が出ています。



ベースリードの全景です。
7列もあります。
一番高音のリードと一番低音のリードは、木枠が直付けでした。
これは苦労しそうです..