定休日2015/03/05

今日は木曜で定休日ですが、出勤しました。


お昼ごはんに店から歩いて5分ほどの古い昭和の雰囲気漂う
レストラン「富士美」に行ってきました。
ここのナポリタンは絶品!
赤ウインナーたっぷり、粉チーズとタバスコも準備されます。
勿論、鉄板の上には卵が敷いてあります。

※レストラン「富士美」は、2015年6月に閉店しました。


堀田のカインズホームで花の苗を買いました。
店先の花が枯れてしまったので植え替えしましたが、
きちんと育つでしょうか..


ベースの修理2015/03/08

60年程度は経っていそうな古いアコーディオンの修理を承りました。



イタリア製の小さな楽器ですが日本では殆ど見ない物ですので、
オークションで購入した物かも知れません。
ご覧の通り、ベースボタンで戻らない箇所があり、
音が出たままなので私の所に送られてきました。
ベースボタンは他の箇所も動きが非常に悪くなっています。




指摘箇所はベースの事だけですが、
古い楽器なので中を見なくても悪い部分が目立ちます。
鍵盤はかなり上に上がって深くなっていますし、高さもバラバラ。
二つあるスイッチも不自然に傾いています。



ベースボタンを修理する為に蓋を開けました。
上から覗いても原因は分かりませんでした。



原因を探る為、ボタンを一つずつ取り外して行きます。
アルミニウムのボタン軸は綺麗ですが、
その下にあるメッキされた金属部品は艶が無く、粉を吹いた状態です。



結局、全てのボタンとその下にあるメカニックも取り出す事になりました。
ここまで来ると最下段にあるバルブが丸見えになります。
バルブに付いている金属部品も粉を吹いた様な状態です。



取り出したメカニックは薄い緑色の粉吹き状態で表面はザラザラです。
ベースボタンの不具合は金属部品の錆による摩擦増大です。
その場しのぎの修理をする業者であれば恐らく、
油脂類をふりかけてハイ終わりでしょう。
ですが、それでは再発は確実ですし、本来のスムースさは得られません。
時間は掛かりますが、一つずつ磨いた上で調整しながら組み付けました。
時間が掛かるのでそれなりに費用も掛かりますが、
50年以上前の楽器の修理ですのでアコーディオンでなくとも
修理費用が掛かるのは避けられないでしょう。
逆に安くて早いは、その場しのぎ処置という事ですね。



ベースボタンについてはご依頼通り、修理すれば良くなりますが、
この楽器は古い故に他にも演奏に支障がある程の問題が多いです。
前述の鍵盤やスイッチの問題もありますし、中のリードはこの通りです。
リードバルブの皮は反りが酷く交換時期です。
この状態でまともな音は出ません。



ベースリードの方も同じです。
リードの錆やリードを固定しているロウにも問題がある可能性があります。



右手のバルブも皮やフェルトは酷く劣化しています。
写真の一番左のバルブは既に浮いていて空気漏れしており、
鍵盤を押さなくても音が出ます。

折角、修理費をかけてベースを直しましたが、他の部分の問題が多く、
楽器としてこのままでは使い物になりません。
一通りの点検結果と見積りを事前にお伝えしましたが、
今回、とりあえずベースの修理のみという事になりました。

人により色々な考え方があると思いますが、きちんと使えない楽器に
修理費を掛けるのは勿体無いですし、安く中古を手に入れても
使えない状態ではお金を捨てるようなものです。
5万円で中古車を買う人はいないでしょうし、
自転車の中古を1000円で買う人もいないと思いますが、
アコーディオンもイタリア製の新品では30万円以上します。
一般的な中心価格は60万円程度でしょう。
ですので、中古でも安過ぎる物は5万円の中古車や1000円の自転車と
同じ状態である事は簡単に想像できると思います。
一般的に中古できちんとした物の場合、新品販売価格の
1/3程度までではないでしょうか?


古い楽器の調律2015/03/13

40年以上経っていると思われる、イタリア製有名ブランド
アコーディオンの調律を承りました。



古い楽器ですがリードバルブは比較的傷みが少ないです。



ですが、リードには錆が出ています。
幸い、錆の頻度は多くはありません。



ベースの蓋を開けるとご覧の通りです。
埃もありますがこれはフェルトを食べる虫の残骸や糞です。
恐らく、バルブのフェルトは虫食い状態でしょう。



ベースリードを留めている重要なネジが大きく緩んでいます。
ここの部分が緩むのは珍しいことですが、重要な部分ですので
あってはならないことです。

この楽器の全体の点検と見積りをさせていただきましたが、
行うのは右手の調律、鍵盤及びベースメカニックの分解清掃、
右手スイッチの分解清掃のみとなりました。
古い楽器ですので左の調律も狂いが出ていますし、
消耗部品の交換や調整が他にも必要な状態ですが、
限定的な修理となりました。
昨日の記事でも書きましたが、安く手に入れた楽器でも
不完全な部分を残した修理に費用をかけるのは勿体無く感じます。
また、修理する方としても不完全でお渡しする事になる上に、
費用も頂く訳ですので、ご了承済みとは言え大変心苦しいです。

因みに、この楽器、見た目の判断で右手はMLの2リード仕様ですが、
実際にはMMの2リードでした。
恐らく、写真を見ただけで購入したという事かと思います。
業者や使っていた人からの購入であればスイッチの表示と
実際のリードセットの違いは説明してもらえる筈なので、
転売のオークションでの購入でしょうか..
いずれにしても目的と違う物を買ってしまったという事です。



この楽器を分割する際に取り外した蛇腹と本体を繋いでいるピンです。
上の画像は右手側、下はベース側です。
どうみても長さがおかしいですね。
一般的にはベース側の全面に長いピンが入っていますので、
4本ある長い物はベース側の全面4本分と思います。
この楽器では前後だけではなく右手側とベース側まで混ざっていますので、
前オーナーが全て取り外した後に一緒にまとめてしまい、
適当に差し込んだのでしょう。

よく、抜いたピンは抜いた場所に戻しましょうなどと
ネットで書いてあるのを見ますが、元が間違っていれば
元通り、間違った場所に戻るだけです。


コンサーティナの修理2015/03/16

新品で購入して間もないというコンサーティナの修理を承りました。



ボタンが戻らずに音が出たままになる箇所があるという不具合です。
分かりにくいですが、一つ押されたままになっていて戻りません。



原因はボタンとバルブを繋ぐ軸をシーソーの様に支えている
アルミニウムの部品でした。
隙間が狭く、摩擦が大きくなっています。



ボタン側の方ですが、受け部分が摺れて痕が付いています。



その他、空気ボタンの下部にある木の部品が割れているのが分かりました。



発音が悪いという症状も持ち主の方から告げられています。
リード部分ですが、このコンサーティナは本格的な物ではないので、
アコーディオンのリードが使われています。

日付が入っていました。
2月19日ですので1ヶ月経っていない出来立ての楽器です。
日付の書き方の順番はヨーロッパ的ですが、FEB は英語なので微妙なところです。
メーカー名はイタリアの会社です。



発音の不良はリードの調整が悪い為でした。
他にも、リードの固定のロウがきちんと施工されていない箇所がありました。
細々とした不良は新しい楽器には付き物です。
販売前の点検と整備、販売後のサービス体制はとても重要という事ですね。
当店で購入された物であれば無償修理となります。


Coca Cola life2015/03/19

コンビニに見慣れない緑色のコーラがありました。


赤いラベルでおなじみのコカコーラですが、ラベルもキャップも緑です。



コカコーラ ライフ という名前のようです。



通常のコーラは100mlあたりのカロリーが45kcal ですが、
この製品は19kcal と少な目になっています。
コカコーラゼロは0kcal ですが、合成甘味料が使われています。
ライフは砂糖ではない天然甘味料ですので、通常のコーラとゼロの
間を埋めるような製品というところでしょうか。



見た目も味も通常のコーラと変わりありません。
ゼロは味に違和感がありますが、ライフは殆ど分かりませんでした。