ベースの修理2015/04/13

先日、北海道から届いたアコーディオンの修理をしています。



鍵盤同様、ベースボタンの動きも悪くなっているの修理しています。
ベースメカニックは全て取り出して、バルブだけになったところです。
写真のバルブは開いた状態ですが、手で押し上げている訳ではなくて、
指で押し上げると、このまま停止します。
もちろんバネは掛かっている状態です。
バネの力が掛かっていても戻らない程、動きが悪くなっています。



バルブの軸部分です。
バネは金属光沢がありますが、その他の金属部分は白く粉を噴いた状態です。
これでは動きが悪くなる訳です。
ベースメカニックの殆どの金属面はこのような状態です。
油脂類をかければ動く様になりますが、すぐに悪くなるので
必要な箇所を研磨して戻します。



空気ボタンのストッパーのフェルトは全て虫に食われていました。
幸い、バルブの方は大丈夫です。



金属同士が接する面の研磨を行った後にベースメカニックを戻しました。
かなり時間が掛かる作業となります。
これでベースボタンは問題なく動く様になりました。