ワイヤー交換2021/03/18

今日は木曜で定休日です。
ちょっとずつバイクの整備をしています。

今日はワイヤー類の交換。アクセルワイヤーの交換をしています。
スロットルワイヤーという場合もあるようですが、使い分けは分かりません。
右手のグリップを回してアクセルを開けるとワイヤーが引っ張られ、
先に繋がったキャブレターのバルブを開くものです。
私のバイクは左右に分かれて遠い距離にキャブレターがあるので
ワイヤーは左右2本あります。
新車で買って20年以上、交換していません。
最近、アクセルが重く感じるので交換することに。


もうひとつ、クラッチワイヤーも換えます。
純正品ではありません。
これも新車時から交換していません。
やはり最近、クラッチが重く感じるので交換します。
単に、歳とって握力が減っただけかも..


取り外したクラッチワイヤー(左)と新品(右)を並べてみました。
社外品の新品は少し短く、ワイヤーが太い感じです。


取り付け完了。
クラッチは軽くなったのか? 殆ど分かりませんでした。
調整はエンジンが掛かるようになってから改めて行います。
今日はここまで。

アコーディナの調律2021/03/21

新品で個人で購入したアコーディナの調律を承りました。
調律ですが目的は発音しない音の復帰と発音が悪い音の改善です。
発音に関する調整を行うと調律が狂いますので、調律が必須になります。
当店では調律の費用の中で発音に関する調整も行います。


調整のため、高音のリードを外しました。
アコーディナは両側面にリードが並んでいますが、まずは片面から。

このAccordinaは当店で取り扱っているフランスのJoseph Carrelの物です。
輸入直後は発音が悪く、調整と調律が必須です。
今回は個人で輸入されたらしく、最初から出ない音があったり、
発音が悪い箇所がありました。
点検した感じでは当店で輸入したそのままの状態と大きく変わりませんでした。


一番高音のリードを留めているネジが側面の木の部品と干渉しています。
この部分も修理しておきます。


片面が終わったので反対面の高音リードを外して調整します。
大体、高音から18音までは無条件に外して調整しています。
それ以外の音でも必要があれば外して調整します。


高音の調整が終わったら低音部の調整です。
高音部は弱い音が出にくく、低音部は強く吹くと発音が止まる問題があり、
それぞれに調整が必要となります。
その他のリードも外すまでは行かなくても調整は殆ど全てのリードで行います。
その後、全体の調律を行って作業が終了します。


作業が終わったら裏蓋を外して洗浄します。
アコーディナは吹く楽器ゆえに調律も吹いて行いますので。
この洗浄は作業開始前にも行っています。


洗浄が終了しました。
洗浄終了後は封印をして吹くことはありません。
これで当店が出荷する時と同じ状態になり、ストレスなく音が出ます。
調律もより正確になっています。
この調整操作は当店で扱うもう一つのメーカー、Marcel Dreuxでも同じように
行って出荷しています。

最後の cafe DUFI2021/03/27

今日は店を閉めてすぐに電車に乗って千種まで来ました。
駅から徒歩5分程度のところにあるcafe DUFIにてザッハトルテの
隔月ライブがあるためです。

ザッハトルテはケーキの事ではなくて、ミュージシャン(バンド)の方です。念のため。


実はDUFIさん、明日で営業終了なのです。
長年ここで隔月のライブを行ってきたザッハトルテさんも、
今日、明日でDUFIでの最後のライブとなってしまいます。

私がmonte accordionの開業前に2年半ほど、毎週土曜に通ってアコーディオンの
修理を教えていただいていた山本楽器もDUFIのすぐ近くという事で、
時々利用させていただきました。
ザッハさんのライブにも行きましたし、ここで行われていたミュゼットの会に参加したり、
思い出のある場所です。
古民家を改装した高い天井も見納めです。


ザッハトルテ隔月ライブの特別メニュー、ザッハトル定食。
安くて美味しくてボリュームもあって、ライブと共に楽しみの一つでした。


何故かカウンター席に座ることが多く、この景色が私の定番です。


明日で本当に閉店です。
開業から20年続いてきたということですが、残念ですね。
長い間、お疲れさまでした。
円頓寺のBAL DUFIの方は今後も営業していますのでお間違いなく!


第11回 monte accordion発表会2021/03/28

毎年行っているmonte accordionのアコーディオン教室の発表会を行いました。
昨年は開業以来初めて、発表会を開催しませんでした。
最初の緊急事態宣言が出され、会場自体が閉鎖された為です。
今年は第三波が収束したタイミングとなり、なんとか開催する事ができました。


会場はいつもお世話になっている名古屋市港文化小劇場です。
毎年5月に行っていましたが、4月から地震時の天井脱落対策工事が始まるため、
今年は3月末となりました。
結果論ですがこのタイミングでコロナが落ち着いたのは運が良かったです。


入り口に掲示されたポスターです。
劇場の方が作ってくれました!


今年は今までとは違うことが幾つかあります。
言うまでもなく、感染対策ですが、座席は前後左右、1つ空けています。
また、最前列は全く使えなくしてあります。
会場は350席もあり、例年の発表会でも100名程度の入場者数なので
十分なスペースが確保できています。


入り口には消毒液と大きな画面の付いた画像認識で顔を判断して
体温計測する装置が設置されていました。
さすが、名古屋市の施設だけのことはあります。
これ以外にも受付の透明板設置と、受付での連絡先を含めた記名を行いました。


9時に開錠後、反響板を設置していただいて、リハーサル開始です。
出演者についても入り口での消毒と検温を実施しました。


あっという間に午前中が過ぎ開演です。
最初の奏者の演奏が始まりました。


ステージでの奏者のマスク着用は自由としましたが、
マスク込みでコーディネイトする方も。
まさかマスクを付けて本番なんて1年前には想像もしなかった事です。


本日の最年少奏者。
小学校を卒業し、4月から中学生です。


本日の最年長奏者。
70代ですが、最近はコロナ感染を懸念してオンラインレッスンにしています。


開業以来初めてのVアコーディオン(デジタルアコーディオン)での出演。
アコーディオンの操作系を持った電子楽器なのでアコーディオンの代わりとしては
お勧めしませんが、発表会のようにずっとアコーディオンの音が続く場合、
気分転換に良いですね。
アコーディオンを既に持っている方が買い足すのであれば
面白いツールになると思います。


第一部終了です。
最近は3部構成ですが、今年は出演者が少ないので2部構成です。


休憩の後、第二部スタートです。


舞台袖です。
出演前の緊張感が漂っています。
このエリアも人数制限と距離を取るようにしてあります。


諸事情により鍵盤式からボタン式へ変わった方の演奏です。
楽器を手にしたのは昨年12月。実質3ヶ月の練習での本番です。
何故か椅子の高さが変えられなくなるトラブルがありましたが
先生が、生徒さんと新しい楽器をイメージして作ったオリジナルのワルツを披露。


最後の奏者です。 この方は発表会、初出場。
演奏順は抽選で決めているので初めての方が最後になる事も。
偶然ですが前回の発表会も初めての方が最後になりました。
しかも、楽器が同じ機種。

今回、ボタン式の方は全部で6名でした。
これは24%なので4人に1人はボタン式です。
日本の平均よりもボタン率が高いと思います。
これは最近の傾向ではなくて開業当初からあまり変化していません。
私がボタン式を使うので当初からボタン式の普及やレッスンを進めて来ました。
講師は鍵盤式奏者ですがボタン式の指導をします。
無論、ヨーロッパの教本で行いますので、独学で教えるようなやり方とは全く違います。


本日、最後の奏者は講師のアンジェロ先生です。
今年は時間に余裕があるので10分間の演奏していただけました。
例年だとこの後に合奏を行うのですが、練習や本番で密になる事を避けたので
今年はソロのみです。


閉会してホッとひと息。
生徒さんから講師に花束が贈られました。


最後は記念撮影。
今年はコロナの影響や3月という期末時期になったため、出演者も少なく
全部で25名の演奏でした。
2019年の前回は42名でしたのでかなり減っています。
なので進行は余裕を持ってできました。
前回は時間内に収めるため大変でした。

ご来場いただいた方も例年の半分程度でした。
ですが、来場者数を集めたい訳ではなくて、発表の機会を作る事が目的なので
十分に目的を果たすことができました。
いつもはこの後、打ち上げ会ですが今年はありません。
それが一番の残念という話も?

1年ブランクがありましたが今年も無事に発表会を終えることができました。
その後、ご来場者や出演した方からの感染報告はありませんでした。
来年はどのようになるか分かりませんが、5月に予定しています。
できれば打ち上げ会までやりたいところです。(そこ?)

ご来場いただいた皆様、ご出演いただいた方々、会場の運営をしてくださった会場の方、
誠にありがとうございました。
次回からも宜しくお願いいたします。

長年使った楽器の修復 完了2021/03/30

若い頃から40年以上ずっと使い続けている楽器の修理を進めさせていただき、
本日、完了することができました。


リードに貼ってあるリードバルブは酷く反っていて再使用は難しい状況でしたので
全て新品に貼り替えました。
リードの錆も少しありましたが除去して全体の調律を行いました。


取り外した古い部品です。
楽器内の全てのリードバルブと蛇腹と本体の合わせ目に入っている革パッキンです。


中の部品に接触するほど酷く凹んでいたグリルカバーの変形を修正し、
破れかけていた古い網も交換しました。
本体は磨いてありますので艶は出ましたが傷までは修復していません。
EXCELSIORのロゴも欠落がありますがこれもそのままです。
時間と費用をかければもっと綺麗になりますが、あまりやり過ぎても仕方がありません。
新品で購入して長く使って来た物ですので外観に関しては新品同様にしてしまうのも
何か違うと思います。
勿論、そういうご希望があれば対処は可能です。


ベースのバンドも新品に交換し、曲がってしまったボタンも戻しました。
これで楽器としての機能は購入した頃のようになっていると思います。

後日、楽器を引き取りに来られましたが当店でレッスンを受けられる事になりました。
長年使っている楽器という事なので、年齢も楽器暦もそれなりにある訳ですが
ここに来てもう一度、きちんと習うというその気持ちが凄いと思いました。
ある程度の年齢になると楽しくやれれば良いという方も多くなってきます。
ですが、思い通りに弾ければもっと楽しくなる筈です。
昔はグループの中で上手な人が教えていたということですが、
今度はヨーロッパのメソッドに従ってやり直す事になります。
新たな発見と修復した楽器の相乗効果で良い音が出てくる事を願っています。