バンドネオンの修復32021/04/03

バンドネオンの修復を行っています。


昨日から引き続き右手側のリード、リードプレートの錆除去を行っています。
6枚あるプレートの4枚まで終わりましたので、残りの2枚と小さなプレート2枚で
右側のリードとリードプレートの研磨が終わります。


昨日と同様に古い革のリードバルブを剥がし、残った接着剤を削り落としたところです。
この後、リードの錆落とし、リードプレートの研磨を行いますが、
両面に対して同じ作業を行う必要があります。


1枚完了しました。
大きなプレートの残りはこれ1枚だけとなりました。


右手側の6枚あるリードプレートの研磨が全て完了しました。
ですが、右手側にはリードが2対だけ付いている小さなプレートが2枚あるので
これも同じように研磨する必要があります。

この小さなプレートには高音の小さなリードが付いていますが、
バンドネオンが段々と音域を追加して行って今に至るというのが分かります。
空いた場所に無理やり追加したような位置にありますので。


研磨前の小さなリードプレートです。
リードが小さいので革のバルブは貼ってありません。
リードにはやはり錆が出ています。
大きなプレートと同様にリードの研磨、リードプレートの研磨を
両面に対して行います。


1個完了しました。
後は小さなプレート1個だけです。


全てのリードプレートの研磨が終わりました。
と言ってもまだ左手側がありますが..


そして、研磨が終わっただけですので、
次に全てのリードの調整を行い弱い音でも強い音でもきちんと発音するようにします。
その後、剥がした古いリードバルブの代わりに新しいリードバルブを
貼って行く作業が必要です。
そこまでやってやっと調律を行う事ができます。
上の画像は取り外した古いリードバルブです。
今日はここまで。

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