試運転ツーリング2021/06/20

今日は定休日です。
購入して29年になるバイクですが、今年に入って塗装パーツの再塗装を行いました。
塗装中に電装系を中心に整備を行いました。 具体的には..
セルモーター、イグニッションコイル、イグニッションコントローラー、高圧コード、
ボルテージレギュレーター、LEDバルブ(ヘッドライト)です。
何れも社外品なのでやや不安がありますが、先日の短距離走行では問題なかったので
今日は少し長距離を試してみることにしました。


という訳で、ここは岐阜県中津川市にある道の駅 賤母(しずも)です。
自宅から120km程度ですが、東海環状自動車道→中央自動車道→R19という
高速道路が殆どなのであっという間でした。
取りあえずここまではバイクに問題は全くなしです。

このバイクを買った29年程前は冬の週末にアホみたいにスキーへ出かけていました。
この道も何度往復した事か..
その頃は東海環状自動車道はなくて県道で瑞浪まで抜けてR19へ出ていたので
凍結した峠越えが大変でした。
その頃ここには道の駅が無かったですが数年後にできてからは
最初の休憩ポイントになりました。
今日は日曜なので人が多いです。


11時、ちょっと早いですが昼食。
日曜は早めの行動が大事です。
R19沿いの「おんたけ」というお蕎麦屋さんに入りました。
11時開店で、丁度5分前に着きましたが数名、待っている人がいました。


小さなお店なのですぐに満席状態に。
カウンターは外向きの広い窓で目の前の絶景を見ながらお食事できます。
今日の最初の目的地も目の前に見えています。


お蕎麦屋さんからすぐの所に今日の最初の目的地があります。
長野県木曽郡大桑村にある阿寺渓谷という所です。
阿寺川沿いの道路で入って行けますが夏休み期間中は車両進入禁止になるようです。


川沿いの渓谷に色々な見所が点在しています。
渓谷への道路から入って少し進んだ所に立て看板のある場所がありました。


廃線になった森林鉄道痕という事です。
橋や枕木はありますがレールはありませんでした。
前日まで雨でしたので川の水量が多いですが濁っていないです。


ここは森林鉄道の橋のすぐ下にある「田石」という所です。
岩が水流で回転して周囲を削ってできた穴らしいです。


渓谷を上流に向かって暫く進むと駐車場が出てきて遊歩道の案内がありました。
1.2km、30分程度で戻ってこられるようなので行ってみることに。


いきなり吊橋から始まります。
高所恐怖症の人は怖いらしいですが私は何ともありません。


吊橋から上流方向を見たところ。


暫く歩くと細い下りの急階段が..
人とすれ違う事ができない細さです。


階段を下りきって少し行くと大きな滝が見えてきました。
「六段の滝」と言うそうです。


滝つぼですが、その向こうの水の色がとても綺麗。
そして、ここは行き止まりなので細い急階段を戻ることに..
1.2kmと書いてあった遊歩道ですが、実は勾配がきつく結構な運動量が必要でした。
前日の雨で足元も悪く、バイク用の靴なので滑って危険でした。


とても細い吊橋が出てきました。
しかも手すりなし。 高さは低いです。


最初に渡った吊橋と同じ位の大きな吊橋が出てきました。
最初に見た図の通りならこれを渡ると舗装路に出る筈。


吊橋から上流方向を見たところです。
最初に見た時より上流側に来ているので川幅が細くなっています。


舗装路に出ました。
勾配がきつくて1.2kmですがなかなか大変でした。


舗装路を歩いて駐車場まで戻る途中に先ほど見た6段の滝が見えました。
道路側からも見えるのか..
でも、遊歩道から見ると近距離で見られます。


駐車場まで戻って来ました。
思ったよりも大変な遊歩道だったので時間を沢山使いました。
それにしても駐車場に沢山の車があるのに遊歩道は殆ど人に会いませんでした。
みんなどこに行っているのか..


熊出没注意と言われてもどうしたら..
遊歩道は人も殆どいなかったので熊が出そうでした。
渓谷はまだ先まで舗装路で進んで行けますが今日はここで戻り、
再び国道19号線で木曽町まで北上し、そこから19号線を出て
木曽山脈を横断するような感じで東へ抜けた後に南下しました。


そして、次の目的地です。
ここは駒ヶ岳のふもと、駒ヶ根市の工場敷地内にある場所です。


なまこ壁が美しい大きな蔵は移設された酒蔵らしいです。
記念館という表示が出ています。


古い蔵の前に出ているポップな看板です。
ここはあの「養命酒」の工場の一角にある施設で誰でも立ち寄れる場所になっています。


まずはカフェで一服。
ここは駒ヶ岳の麓で少し標高があるので今の季節は涼しくて気持ちが良いです。


カフェの飲食スペースは全てオープン空間で屋根の無いパラソルだけの席もあります。
管理された「森」の中なので景色も美しいです。


記念館に入ってみました。
養命酒の歴史が分かるような展示がされています。
なんと、養命酒の歴史は江戸時代まで遡るということです。
私は超冷え性なので冬は養命酒のお世話になっています。


昭和初期のボトル。
当時から箱は赤だったようです。


昭和34年のボトル。
イタリアの魚の形をしたワインのボトルに似ています。
プラスチックの軽量カップ登場ですね。


おなじみの現在の物。


生薬の展示もあります。
養命酒に使われている物だけではなく、色々な物が見られます。


蔵の天井は木組みです。
半分は売店になっていて養命酒以外にもここで製造されている物や
関連商品、地元の食材など色々あります。


養命酒製造の駐車場です。
今日はシティーケース(純正の小さなトランクケース)を左右に付けてきたので
ちょっとお土産を買ってきました。
ここでは工場見学もできるということですので、また時間をとって来たいです。

ここからは殆ど高速道路で帰るだけです。


無事に帰宅しました。
バイクは何もトラブルなく、とても調子が良かったです。
燃費は410.7kmを20.25Lでしたので、20.3km/Lです。
まずまずの値です。
燃費からみてもバイクは何も問題なし、という事で試運転完了しました。
でも、もう暑くて秋までは乗れそうにないかな..