日本製アコーディオンの修理32021/07/28

古い日本製アコーディオンの修理をしています。


右手側のリードを外した本体です。
リードの木枠の下に接する空気が通る穴の空いた部分ですが、
音の切り替えを行う為のシャッター機構があります。
一部、シャッターが全閉にならない箇所があります。
ベース側のように固着してはいないので調整で直します。


この楽器は空気漏れが多いです。
そして鍵盤を押さずに蛇腹を強めに操作すると音が出ます。
音漏れは右手側からのものなので右手のバルブを点検すると
斜めになっている箇所がありました。


該当バルブをよく見ると傾いているバルブの淵の所に
本体側の穴の端が出ている箇所がありました。
空気漏れはこの場所である事が確定したので
バルブの位置を修正します。


鍵盤の高さにバラつきが出ているのでこれも修正します。
この修正は意外と難しく、鍵盤の高さを調整すると
バルブの面が傾いて空気漏れが出る事があるので要注意です。

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