鍵盤式もあります2015/12/06

以前にご紹介したチェリーウッドのボタン式アコーディオンがあります。


同じメーカー、イタリア Castagnari の鍵盤式が入荷しました。
ボタン式モデルと同じようなテイストのデザインです。
グリルカバーの透かし模様はとても繊細な細工がしてあります。



無垢のチェリーウッドボディーに
木彫りのメーカーロゴと寄木の象嵌細工が施されています。



ベースボタンは96ですので、大抵の場合、問題なく使えます。
音色切り替えのスイッチも木製です。



使われているパーツはメーカーオリジナルです。
大抵のイタリア製アコーディオンは、ベルト類や鍵盤、ボタン、リード、金属パーツなど、
専門に作っているメーカーから購入して自社の楽器に使っています。
なのでメーカーが違っても同じ部品が使われている事が殆どですが、
この楽器には幾つかのオリジナルパーツが使われています。
この蛇腹留めは薄い色の天然革にオレンジのコーデュロイが合わさっていて、
メーカの焼印が押してあるオリジナルです。



ベースのベルトにもオリジナル品が使われています。
脚部の金属部品もオリジナルですね。



鍵盤幅は18.5mmで通常の鍵盤より少し細いですが、
よくある細鍵盤の17.5mmほど細くありませんので違和感は少ないです。
Cavagnoloの鍵盤式もこの幅ですので、標準幅と併用していける物です。
少し細い鍵盤と34鍵盤という必要最小限の鍵盤数で、
小型軽量な楽器に仕上がっています。
リードセットはMMLですので、大抵の場合困りません。



ボタン式の物と並べてみました。
さすがにボタン式ほど小さくありませんが、
それでも鍵盤部のボディー幅は39.5mmと小型です。



こうやって並べると大きさがよく分かります。
この2台、価格は同じです。
ボタン式は43音ありますのでボタン式の方が高価になりそうですが。
恐らく鍵盤式の方が高価な無垢のチェリーウッドを沢山使うので
その分で発音数との価格差を相殺しているのだと思います。



重さは8.4kgと軽量です。
34鍵盤、MML、96ベースで8.4kgという事で、
必要最小な機能をコンパクトに纏めた高級機というところでしょうか。



リードはハンドメイドを入れました。
全てに於いてハンドメイドが最上という訳ではありませんが、
この楽器にはハンドメイドの方が合うと判断しました。

小型軽量で見た目も美しく、通常の使用で困らない仕様の楽器はいかがでしょうか?
この楽器、実はお客様のオーダー品なので在庫ではありません。
ですが、いつでも発注可能です。

老舗メーカーの高級機ですが、この後、詳細な点検と細かい不具合の除去と
全体の調律を行ってお渡しします。
どんな楽器でも必ず問題を含んでいますので当店では全品
万全の状態に調整して出荷しております。
万が一の場合にも当店の保障がありますので、
すぐに修理してお返しする事ができます。
調律をやり直しますので、お好みのイメージでお渡しできるのも
専門店ならではと自負しております。


EXCELSIOR 9402015/08/25

EXCELSIORの高級機、mod.940 の中古が入荷しました。



50年は経過していると思われる古い中古です。
外観はそれなりに傷などが見られます。
現在は音が出て作動はする状態ですが、楽器として遣うには整備が必要です。
マイクを内蔵していますが古いので外します。



年代の割りには外観は良い方と思います。
EXCELSIORの高級機といえば最上位のコンチネンタルですが、
940はコンチネンタルよりも鳴りが良く、他の同クラスと比較しても
抜群の鳴りの良さです。
この個体は現状のまま鳴らしてみても凄く音が出ます。
きちんと整備すれば素晴らしい楽器になるでしょう。
お渡しまでにはかなりの期間を頂きます。



SCANDALLI SuperIV2015/08/25

超高級アコーディオンの中古が入荷しました。



イタリアのSCANDALLI というメーカーで、イタリアではスカンダッリと発音しています。
日本ではスキャンダリーで通っていますが、この機種は有名なSuperIVです。
新品では軽く100万円を超える価格の高級機です。
15年程度経過の比較的新しい中古で、見た目も新品の様に綺麗です。



右手側は、41鍵盤、HMML、MLチャンバー、
ベースは5列リードの120ベースです。
少し変わった形状のベースのスイッチは9個あり、クラシックの演奏に便利です。



鍵盤はパール鍵盤仕様となっています。
顎スイッチが一つと、手のひらで押すパームスイッチがあります。

この機種は私も以前に使っていましたので特徴がよく分かります。
右手側は大変柔らかい音が特徴です。
また、ベースの低音はとても深い響きがあります。
私は途中で鍵盤からボタン式へ変わったので今はこの機種を使っていませんが、
手放すのが惜しいので今も持っています。



Cooperfisa Diamante4062015/08/25

イタリア Cooperfisa の中古楽器が入荷しました。
Cooperfisa は、コーペルフィサと読みますが、
私がイタリアで修理や調律を教えてもらった北イタリアの小さなメーカーです。
当店が日本での正規代理店となっているメーカーです。



この楽器はDiamante406 というモデルで、Cooperfisaの中では
2番目のランクに属する高級機です。
右は41鍵盤、MMML、ベースは5セットリードの120ベースです。
現在は派手なイタリアンミュゼットの調律になっていますが、
お好みでない場合はご希望の調律にいたします。
ミュゼットに適した明るい音質を得る為にハンドメイドではなく、
ハンドメイドタイプのリードを入れてあります。



オプションの装飾が入っています。
グリルカバーにはシルバーのラインとラインストーンが入れてあります。
メーカーロゴもシルバーの縁取りの白いペイントで、ラインストーンが入れてあります。



メーカーロゴの両サイドにはメーカー伝統の装飾が入っています。
蛇腹の内側は赤になっています。



ベースボタンの両側にも装飾が入れてあります。

この楽器は日本で最初に正規に入荷した物です。
当時、名古屋にあった山本楽器にて、当店で現在、講師をしていただいている
アンジェロ アクイリーニさんの紹介で輸入、販売された物です。
ですので経歴がハッキリしていて、まだ10年経過していない中古です。



青白アコーディオン 再入荷2015/07/17

以前にも入荷したイタリア製の綺麗なアコーディオンが再入荷しました。


Giustozzi というイタリアの小さな会社の物です。
良い物を良心的な価格で生産しているメーカーです。
今回の楽器は以前からダブルチャンバー仕様で入れている
96ベースの37鍵盤 MMML で、白いボディーに装飾の入った物の
チャンバーが無いタイプです。



メーカーロゴは金の縁取りに青塗りの筆記体で、ラインストーンの装飾が入ります。
ボディーが白いので金色やラインストーンが派手に見えず上品です。



パール鍵盤に青い黒鍵、スイッチも青です。



グリルカバーにも金のラインと青いラインストーンの装飾があります。
MMMLのリードセットですが、HMML仕様で作製する事も可能です。
リードは高級ハンドメイドタイプです。

ハンドメイドを入れてセールスポイントにしているのを時々見かけますが、
ハンドメイドとハンドメイドタイプは上下関係にありません。
どちらも同じ位の高精度でできており、性能の差は殆どありません。
部品としての価格は少しハンドメイドが高いですが大きくは変わりません。
音の質に違いがあるので楽器の方向性や使う人の好みで決めるべきものです。
なので、ハンドメイドリードは楽器を売るための宣伝文句には使えません。
100万円を軽く越える金額の高級楽器で、以前はcobaさんもステージて使っていた
Cavagnolo にはハンドメイドタイプが使われています。
勿論、コストダウンではなくて目的に合うからです。
誤解の元なので、リードメーカーも違う呼び名を考えた方がいいのではないか、
と私は思います。
リードの種類の違いよりも、ちゃんと調整してあるか?の方が、
ずっと重要なポイントですし、結果も大きく違ってきます。



ベース部側は、やはり青いスイッチと控えめな装飾が少し。
ベースボタンのC、E、A♭の位置には青いラインストーンが入っています。



蛇腹の中は青のグラデーションになっています。
装飾入りの楽器ですが、全体の色を白と青に統一し、過度な装飾が無いので
日本人好みかも知れません。
チャンバーが無いので価格も重さも控えめです。
一般的なイタリアメーカーの装飾無しの楽器と同じか、それ以下の価格で購入できます。