フレンチボタンのベース修理2020/11/28

当店で販売したフレンチタイプのボタン式のベースで
僅かな発音遅れがあるということで修理をしました。


発音の問題はリードではなくベースメカニックという事が分かったので
分解する事にしました。
フレンチタイプのボタン式は全て沈まないキノコ型ボタンが特徴ですが、
これが結構大変で、分解する時はボタンの頭を全て外す必要があります。
120個回して取るのは結構大変です。
勿論、元に戻す場合は120個取り付けが必要です。



ボタンのトップを外し、ボタンの部品も抜き取りました。
フレンチタイプのベースのもう一つの特徴である、
ボタンの板部分が階段状になっているのが良く分かります。



ベースメカニックを全て取り出し、バルブだけになりました。
ベースの異常はここまで分解しないと直せない場合もあります。
今回の異常は一般のユーザーなら不良にならないレベルの僅かな事象ですが
プロ奏者なので感知できるというものです。
大抵の場合指摘しても、「そんなものですよ」、「弾いていれば良くなってきます」、
などと言われて誤魔化される程度とも言えます。
病気と同じで色々な診断ができますので楽器の不調もセカンドオピニオンを
試してみることをお勧めいたします。

当店でご購入の物はこの様なディープな修理でも保障で直しますし、
修理も当店で行うので余計な時間は掛かりません。
たとえば保証修理にならない案件でも当店で新品をご購入いただいた場合は
修理、調律費用は3割引きになります。


コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
迷惑書込み対策です。
下欄に楽器の名前をカタカナ(全角)で入力下さい。
当店は何の専門店でしょうか?

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://accordion.asablo.jp/blog/2020/11/28/9343477/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。