20222022/01/01

2022年が始まりました。
今年は紅白を少しも見ず、テレビ東京のクラシックコンサートを見て
大晦日→新年という感じでした。
多分、これが今後のスタンダードになりそうです。


番組を見終わって1時過ぎに町内の神社へ歩いてきました。
12時過ぎに行くと人の列が凄いですが1時過ぎると殆どいません。


お参りをして大きな焚き火に少しあたってすぐに帰ろうかと思いましたが、
毎年、忘年会をやっている町内の友人にバッタリ会って暫く話しをして帰りました。
ちなみに、忘年会はコロナを警戒して2年連続やっていません。
だらだらと話し込んでいたので帰ったら3時でした。
そして、体が燻製状態です..


リハビリ2022/01/02

休みに入って暫く経ちましたが後3日で仕事始めという事で
運動のために自転車で出かけました。
仕事再開のためのリハビリというところでしょうか。


自宅から7.5km程度の所にある岡崎中央総合公園まで来ました。
総合公園の奥の方にある岡崎美術博物館の駐車場です。
距離は10kmもありませんが標高が150m程度あり、
実質120mくらい登っているので結構きついです。
14時ですがもう影が長いですね。



自転車はいつも使っている通勤号です。
ブログを始めた頃に記事にしていました。
14年も前のことです。
会社を辞める直前ですが、まだサラリーマン時代のことです。



今日はとても良く晴れて空気が澄んでいます。
西の方を見ると安城方面の町並みが見えます。
遠方には伊吹山などの山々がうっすらと見えています。
寒くなる前に帰りましょう。


リハビリ詣2022/01/04

休みは今日までで明日は仕事始め。
という事で社会復帰のリハビリを兼ねて歩いて神社へ行ってきました。


自宅から徒歩3km程度の所にある六所神社へ来ました。
4日という事で人は少ないです。
元旦、2日あたりはとても賑わう有名な神社です。
去年も1月4日に来ています。




このところ毎年引いている「招きみくじ」。
今年は初めて白が出ました。
一番普通の色なのに..


そして、昨年に引き続き大吉!
今年もこうして歩いて神社まで来られて普通に生活できているのですから
やっぱり大吉という事でしょう。



丁度お昼になってお腹が空いてきたので東岡崎駅の方まで歩いてきましたが
4日でも案外閉まっている店が多く、駅を通過して康生の方まで歩く途中で
「丘」という喫茶店がやっていたので入ってみました。
ここは岡崎のちょっとした有名店で以前から気になっていましたが
今日、入ることになるとは思っていませんでした。


店の外は古くからやっている喫茶店という感じですが中に入ると凄い空間が..
壁面、天井面にアルミ箔のようなギラギラが貼ってあり
蛍光色の装飾が凄いことになっています。


そんなに広くない店内は有名店という事もありかなり混んでいましたが
一番奥の厨房に近い特等席に案内されました。
その部分の天井ですがホログラムのような反射素材で装飾されており
全く落ち着かない雰囲気の空間です。
照明は比較的明るく怪しい空間ですが暗い雰囲気はありません。


派手な内装とは対照的にBGMはクラシック。
恐らくオープンリールデッキの表に立ててあるLP盤がかかっています。
LPやCDが沢山あり、タイトルを見ると多くがクラシックです。
個人的にはオープンリールの前の奥にあるポールモーリアが気になる!
ジャケットの上半分の写真だけで判ってしまいました。
以前、家にもあって高頻度でかかっていました。


暫く店にいると内装のギラギラが意外と気にならなくなってきて
BGMのクラシックと相まって落ち着く空間になって来る..という不思議。
音量は控え目ですが心地よい音の理由のひとつがわかりました。
座った席と厨房の間にJBLの大きなスピーカーがある事に気付きました。
かなり高額な物です。
全貌は見えませんがラックには恐らくレコードプレイヤーがあり、
僅かに見えている金のボディーはラックスマンの古いアンプでは?
ここのマスターは絶対オーディオマニアです。



貼り出してあるメニューで何となく目に付いたエッグカレーセットを注文しました。
サラダ、コーヒーが付いて1000円です。
それで、出てきた物を見てビックリ、文字通り目玉焼きです。
貼ってあるメニューを見ていると、わざわざ「目玉焼き1個 エッグカレー」というのが
存在する意味がやっと分かりました。
スプーンに紙ナプキンが巻いてあるのが懐かしい。

カレーはボリュームもありますが味もなかなかです。
喫茶店にありがちな半完成品ではなく、恐らくですがここで作っているものと分かります。
塩味は抑えてあり、少し甘く、意外とスパイシーな感じで
今までに経験がないタイプの美味しいカレーでした。



食後のコーヒーが出てきました。
セットのコーヒーでもツマミが付いてきました。
これ、愛知県の人は普通のことですが他ではあまりない事らしいです。
このスタイルしか知らないのでコーヒーを注文すると
何か付いてくるのが普通と思っていました。



コーヒーに天井の装飾が映っていて綺麗です。
完全にこの空間に馴染みました。
ギラギラなのに落ち着く..



コーヒーを飲んでいると何か運ばれて来ました。
最初、間違ってきたのかと思いましたがサービスとのこと。
それなりのサイズのケーキです。
これが今の時期だけの事か分かりませんが大サービスです。
よく見るとケーキの上は市販の板チョコが嵌っています。
これも手作りですね。
そして、一緒に「丘」のステッカー?を頂きました。



丘の文字に切り抜かれた金色のシールですが、
これ、よく見ると手作業で切り抜いている事に気付きます。
一つ一つ、手作りしてプレゼントしているようですが、大変な事と思います。

厨房から近かったので様子がよく見えていましたが
ここは恐らくご夫婦だけでやっていて、厨房では旦那さんと思われる方が
白シャツに蝶ネクタイで一生懸命に作業しています。
奥様と思われる方は注文を聞いたり配膳したりしていますが
変に愛想が良い訳でもなく淡々と忙しく仕事をこなしています。
様子を見ていると何故だか二人の愛を感じます。大袈裟ではなくて。
そういうものが滲んでいるのを感じ取れます。
ここはただのギラギラした珍しい喫茶店ではない事がよく分かりました。
見掛け倒しの仕事ではなく心のある経営をしていらっしゃいます。
新年からとても良い勉強になりました。



思いがけずに入った喫茶店で良い時間を過ごせました。
明日の仕事始めの準備として良き日になりました。
また機会があれば寄らせていただきたいと思いました。


2022仕事始め2022/01/05

休みも終わり、今日は2022年の仕事始めです。
本年も宜しくお願い申し上げます。


昨日引いた「招きみくじ」をパソコンのディスプレイの上に並べました。
これだけやって初めての白です。
実は黒だけは白目が描いてあるのでカワイイです。



仕事始めの今日は待ってましたとばかりにイタリアからの荷物が届きました。
昨年末にイタリアから発送された物です。
年末に仕事を何とか片付けるイタリアメーカーの物が纏まって来るので大変です。
今日届いたのはFISITALIAというメーカーの物です。
ボタン式の小型軽量モデルで、右49音、MML、96ベースで8.3kgです。
実測では8.8kgでしたがそれでも音域を考えると軽量です。
リードをアップグレードしているのでその分、増加した可能性があります。



ミラーボタンにラメ入りグリルで、スイッチは裏面にあるフレンチタイプのボタン式です。


ボタン下のフェルトは赤です。
今回、細かい指定を沢山しましたが全て完璧に仕上げてくれました。
ミラーボタン、赤いボタンフェルト、ラメ入りグリル、グリルの網色、蛇腹内の色、
メーカーロゴタイプ..など、外観の指定は勿論ですが、
右の最低音~最高音の音域、ハンドメイドリード、調律という
音に関する部分もカスタムメイドです。



ベースボタンは3列ベース、3列和音にしています。
ベースレジスターの組み合わせも指定しました。



このモデルは標準リードが通常の仕様です。
今回はハンドメイドリードに変えています。
ボディー形状はフレンチタイプですがリードはロウ留めなので
音はインターナショナル寄りになります。
フレンチの硬質な音が苦手で外観はコンパクトなフレンチが良いという方には
良いモデルと思います。



もう一台、インターナショナルタイプのボタン式が届きました。
こちらは右41音、HMML、120ベースという仕様なので
鍵盤式の大型と同じ音域になります。
ですがボタン式なので小型軽量になっています。



インターナショナルタイプなのでレジスター(スイッチ)は表にあります。
ボタンは白黒パールなので黒鍵部分が分かりやすいです。



グリルカバーのみラメ入り塗装です。



撮影した画像ではラメが全てシルバーに見えますが
実際に肉眼で見た場合は角度により色々な色が見えます。
少しピンボケで撮影すると肉眼で見た時のような色が写ります。



蛇腹の内側は赤でベースボタンは白パールです。
一般的な2列ベース、4列和音になっています。



大型鍵盤式と同じ41音、120ベースですが重さは10kgを切ります。
これはボタン式の良い点ですね。
右手の操作に関しては一長一短あるのでボタン式が優れているという事はありません。
鍵盤にも良いところは沢山あります。
ネットでボタン式が鍵盤より簡単とか便利とか書いている人がいますが、
ドレミファソラシドと全音階のスケールで鍵盤式と競争していただきたいです。
鍵盤式に勝てる人は少ないでしょう。



在庫している同じメーカーの46音モデルと並べてみると大きさがだいぶ違います。
一般的なボタン式のフルサイズは右46音です。
5音違うだけで楽器の幅が5cm程度違っています。
重さでは800gの差です。
それでも鍵盤式の41音より46音のボタン式の方が小型軽量です。
鍵盤式の大型と同じ音域があれば十分と思う方は
41音のボタン式を選択すれば、より小型軽量な楽器とする事ができます。
選択の幅があるというのは良いですね。


バンドネオン調律完了2022/01/10

昨年末にお預かりしたバンドネオンの調律が完了しました。




調律後、実際に鳴らして最終チェックを行うと、1つのボタンで異常が見つかりました。
矢印部分のボタンを少し強めに押すと別の音が重なるという症状です。
この場合、ボタン機構の干渉かバルブより後の部分での空気漏れが
原因と予想されます。



取り敢えずカバーを外した状態でボタンを押して観察する事に。
するとボタンの機構で干渉が見つかりました。
ボタンを押すとボタンの下の端(赤矢印)の所で黄色矢印のボタンから
延長されている木製アームの端がぶつかっていました。
ボタンを強めに押すとボタンの下の部分でアームの端を押していたのです。
原因が分かれば修理は簡単ですが原因がすぐに分からない事も多いです。
楽器の修理は修理時間だけで費用換算されると厳しいものがあります。



幾つかの不具合の修理と調律を完了し後は発送するだけです。
ところでこのバンドネオンですが、見た目は普通ですが実はクロマチック配列です。
ボタン式アコーディオンが演奏できる場合、少し曲を弾く事ができます。
通常バンドネオンの最終チェックは単純に音を鳴らして行くだけですが、
この楽器では簡単な曲を弾くこともできます。

アコーディオンの最終チェックでは必ず曲を演奏するようにしています。
バンドネオンでも少し弾けるというのはちょっと嬉しい体験です。
こういう物がもっと普及しても良さそうなのですが実際のところどうなんでしょうか?