コンサーティーナのハンドル ― 2022/10/14
一般の楽器店経由でアコーディオンの修理という事でご依頼がありました。
届いた楽器はコンサーティーナでしたが、
一般の方からみるとアコーディオンという事なのでしょう。
修理の楽器は少し前にブログの記事にしたメーカーと同じ物で、
ハンドル部分が取れていました。
バンドネオンの様な感じのハンドルが付いたコンサーティーナですが、
ハンドル部分が本体から取れています。
ハンドル側にネジが残っており、本体からネジごと取れた感じです。
まさか演奏の力で取れるとは思えないので落下させたのか、
何かにぶつけたのか??
ハンドルが付いていた部分を本体の裏側から見たところです。
ネジ穴の部分が残っていますが、本体内からはワッシャーなどが出てこないので
単に木ネジ2本で留めてあっただけのようです。
ハンドル側はネジが残っているので本体の穴を抜けて行ったという事でしょう。
固定はネジ留めとネジ周辺に僅かな接着がしてあるだけです。
内側に貼ってある網をハンドル部分の真裏だけ切り取りました。
ここに金属板を入れてネジ留めして修理する事にします。
まさか演奏の力で取れるか?と思いましたが、それもアリかも知れません。
イタリア製とは言え低価格な普及品ですので仕方ない部分もありますが、
本体は薄い合板なので力を何度もかけていると穴が広がって
ネジが通り抜ける可能性はあります。
せめて内側にワッシャーを入れておくか、全体を接着しておけば
こんな事にはならなかったでしょう。
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