ミサ2008/04/27

今日は日曜日。三連休も最後です。今日は、これといった用事も無く、昨日はトリノ日帰り旅行後にVercelliの宿泊先のセミナリオ横で行われている、お米のお祭りのライブを聴いて遅く寝たので、朝も少し遅めに起きました。午前中はどうしようかと思っていると教会の鐘が丁度聞えました。まだセミナリオの隣にあるVercelliで一番大きな教会に行っていないな..と思い、行って見る事にしました。
教会に入るとさすがに広い。大きなドームからは日光が柔らかく入ってきています。暫く色々と眺めていると人が沢山集まっている事に気づきました。日曜なのでミサがあるようです。私はカトリックのミサというものは経験が無いし、折角イタリアに来ているのだからイタリア人の日常を経験しようと思い、前後で真ん中あたりの右端の席に座りました。何が始まるのかドキドキしながら待っていると、神父さんが祭壇の奥から現れ、何か喋りだしました。よく見ると、いつもセミナリオで一緒に食事をしている神父さんです。いつもは黒い服装ですが、今日は白い豪華な服装です。毎日見慣れた人ですが、こうして見ると、とても凄い人なんだと思いました。と、同時に普段の状況も知っているので、きちんとした服装でミサを行っているのを見ると何か少し笑えてきます。この神父さんはとても陽気な人で、食堂へ入って来るときはとても大きな声でボーンジョールノー!と言って片手を大きく上げてきます。食事中も大きな声で喋って、机を手のひらでドン!と叩くのが癖です。お昼の食事でも必ずワインを飲んでいます。食事中に歌を歌ったりもする人です。
祭壇で何か喋っていますが、全くわかりません。マイクを使っていますが、教会の中で反射して凄いエコーがかかっています。すると、急に周りの人が立ち上がり、歌がはじまりました。賛美歌と思います。私には神父さんの喋っている内容が分からないので、周りの人を見ながら動作を真似ているので、ドキドキです。次は何が起きるのか?と、常に周りを気にしていなければなりません。起立、着席、歌..と、色々な動作が出ましたが..今度は急に周りの人同士が挨拶をして握手を始めました。これはちょっと焦った。
始まって30分以上経ってもまだ終わりません。意外とミサといのは長いと知りました。エコーのかかった神父さんの長い話でちょっと眠気がきました。すると今度はザルを持った人がまわって来ました。どうやらこれはお賽銭らしい..と思い、財布を出して小銭を入れました。もういちど歌が始まり、今度は皆が席を離れ、前へ行き始めましたが座ったままの人もいたので、私はその場にいました。列を作って一人ずつ何か貰っているようです。奥からもう1人、神父さんが出てきて、そちらにも列ができて何か口に入れてもらっています。この神父さんもいつも一緒に食事をしている人で、かなりの歳だと思います。とても立派な衣装を着ていますので、きっと位が高いのでしょう。こうしてミサは終わりました。約1時間。結構長いですが、イタリア人は日曜にいつもこういう行事をしているのだという事を知ることができました。

そして今日も Festival del Riso2008/04/27

日曜の続きです。
ミサが終わって教会を出て、暫く町を散歩して、宿泊しているセミナリオから見てミサへ参加したのとは反対隣にある教会の広場へ行きました。ここでは昨日から始まったFestival del Riso(お米のお祭り)をやっています。お目当てはランチです。土曜の夜と、日曜はセミナリオでの食事が無いので外食しなければなりません。レストランは美味しいのですが、ユーロ高もあって結構コストがかかってしまいます。お祭り仮設レストランは安いし、地元特産の物が食べられます。イタリアでは普通の庶民的なレストランでも、copertoというテーブルチャージが1.5~2ユーロほどかかりますが、それもお祭りでは不要です。という訳で今日もやってきました。

今日頼んだのは、昨日に引き続いてプリモはパニッサ、セコンドは「ソースの中の舌とピーマンのバーニャカウダ」という長い名前の品。これは牛タンにソースがかかった物と、赤や黄のピーマンにオリーブオイルとアンチョビーのソースがかかった物の2品セットでした。バーニャカウダは日本でもメジャーになってきましたが、仮設レストランの安メニューですので、あんな風に暖めたオイルに漬けて食べる様にはなっておらず、ソースの様にかけてあるだけでした。牛タンは薄切りで、ソースはオイルにバジルが刻んだ物が混ざっていて酢で味付けしてあり、正直、イマイチでした。このメニューは失敗。

昼に懲りずに夜も行きました。何故なら、本当に近い距離だからです。歩いて10分かかるレストランで高い金額を払うより仮設でも安くて近いは魅力です。期間限定というのもありますし。
夜に注文したのは、polenta e chinghiale。ポレンタは、この地方の料理でとうもろこしの粉で作ったペースト状の温かい食べ物です。味付けは無く、日本のご飯の様におかずと食べる主食です。で、チンギアーレは、イノシシです。これもこの地方特産。このメニューは一つでプリモとセコンドが一緒になっていてお得でした。ポレンタはしっかりと熱い状態でした。チンギアーレは、煮込み料理でした。肉は赤身で、このメニューは大当たり。とても美味しかった。脂身の無い肉がゴロゴロと入っていて、臭みを消す為か、香辛料も入っていてポレンタと良く合います。これで8ユーロは安い。併せて白ワインを頼みましたが、1/2リットルが最小単位で多過ぎでした。いつもレストランでは1/4Lで頼みますので。それでも頼んだのは、小さいビールが2.5ユーロに対して、ワイン1/2Lは2ユーロだからです。これは普通のレストランの半値です。ビールは並の値段です。安くても天然微発砲のとても美味しいワインでした。さすがに全部飲めず、隣にいたおじさんにあげたら、その隣にいたおばさんが喜んで飲んでいました。

今日も音楽のステージがあるようなので、食後もそのままお祭り会場にいました。9時半に始まったのはヘビーメタルというか、ハードロックというかよく知りませんがそういう系のバンドでした。メタルでもギターの旋律が綺麗なやつは結構好きです。まるでバロック音楽の様な感じがするときもあるので。しかし..この夜にやっていたのは、ギターは殆どがコードバッキング。しかも強力なディストーション。そしてボーカルは、シャウト系ともまた違う、なんと言いましょうか..マイクと口をかなり近づけて大声でウゴウゴ言うやつです。少し聴いていましたがとても聴いていられずにセミナリオに戻りました。セミナリオはとても快適な場所ですが、防音だけは全然駄目で、近距離で爆音ライブをしているのは、モロに聴こえます。このバンドのライブは深夜0時までやっていました。イタリア人、恐るべし。日曜の夜に、お祭りといえ、こんな事が許される事が凄いです。このお祭り、後4日あります..