中古ボタン式の整備2023/07/02

ネットオークションで購入したというボタン式アコーディオンの整備を承りました。

イタリア製のフレンチタイプのボタン式です。
メーカーはSEMなので、PIERMARIAと同じですね。
楽器はそんなに古い物ではなく、製造から20年以内と思います。


何故か蛇腹の角の損傷があります。
古い楽器ではないですし、普通に使っている限り、このような事にはなりません。
原因は分かりませんが修理が必要な状態です。


ベース側の本体に割れがあります。
ベース側のこの位置なので空気漏れの心配は要りませんが、
外観が悪いので修理します。
最近、アコーディオンの割れの修理が時々あります。
時に大きな修理になる事もありますし、再起不能の判断になる事もあります。
取り扱いを慎重にすれば殆どの場合、防ぐ事ができるでしょう。


ベースボタンですが、傾いている所が幾つかあります。
楽器の外周りの状態から、楽器の取り扱いが雑な人が使っていたように思います。


ベース周りの修理を行い、ベースストラップも交換しました。
後は通常の全体調律を行えば良い状態になります。
この楽器は古くないので、少し手を入れれば十分に使える物になります。
40年以上経過した中古は多くの問題が出てくるので
ブランド名などに釣られて買ってしまうと、後に費用が多く掛かる事になります。
中古は、できるだけ新しい事と、それなりに高価だった物を選ぶと
良い結果を生む場合が多いです。

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