のんびり休日2014/04/03

4月に入り最初の定休日です。
確定申告がやっと終わり、今年の初めから増税前の駆け込み修理、調律が増えてきて
殆ど休み無しでしたので、今日はのんびりする事にしました。


ラグーナ蒲郡の中にある魚の食べられる店へ来ました。
木曜ですし、ちょっと早めに来たので客は殆どいません。


ちょっと贅沢して刺身定食の特上!
と言っても、1500円なのでちょっとした店でランチするより安いです。


あっと言う間に、骨と殻..
この店の新鮮さは鯵の目玉を見れば分かります。


とても気持ちの良い天気だったので、
同じ施設にあるテラスのあるカフェでのんびり。
海とヨットが見える場所でオリーブの鉢植えもあるし、
今日は空気も乾いているのでちょっとイタリア気分。


場所を蒲郡から西浦に移り、気が向いたので運動する事に。
万葉の小径と名づけられた小さな山の遊歩道の入り口です。


山頂まで歩いても10分程度です。


遊歩道は整備されていて道幅もあり快適です。


頂上には神社があります。
これは入り口の鳥居と灯篭。


鳥居の向こうには樹齢が相当長そうな立派な木があります。


稲村神社という所ですが、人は誰もいませんでした。
平日の昼間に来る人も居ないという事でしょうか。


神社から一段降りた場所は南側が開けていて海が見渡せます。
丁度、桜が満開でした。


タンポポも咲いています。


桜と椿の共演。


桜の時期に何回かこの場所に来た事がありますが、
今日ほどタイミングが良いのは初めてです。


遊歩道の下りで元の駐車場に着く少し前には西浦の海岸が見えます。
今は人も疎らですが夏になると人が沢山になるのでしょう。

夜桜2014/04/03

久々の休日で昼間に桜を見たりしましたが..
http://accordion.asablo.jp/blog/2014/04/03/7408608

偶々、夜に食事に行った先が岡崎公園の近くだったので歩いて桜見物しました。


岡崎公園を貫く乙川の堤防には桜が沢山植えてありますが、
この時期には夜間の照明が点きます。


ざっと雨が降った後で少し散ってきています。


この位置は岡崎城よりだいぶ東なので人も少ないですが照明は点いています。
先に見える橋より向こう側は露店もあり多くの花見客で大変な事になっています。
桜が見たいだけの人は殿橋より東側がお勧め。


私はどちらかと言うと昼間の桜が好きですが、
こうして見ると夜桜も悪くはありません。


河原の菜の花と桜の共演です。

紅白修理2014/04/08

鍵盤が紅白になっている古いアコーディオンの修理を承りました。
1ヶ月前にブログにアップした物です。
http://accordion.asablo.jp/blog/2014/03/03/7398983



小さなボディーにぎっしりと並んだ紅白の鍵盤はフルサイズと同じ41鍵盤です。
これはグリルカバーを外したところですが、
ちょっと詳しい人なら何か普通と違う事に気付く筈です。
さて何でしょう?

そう、バルブが3列になっているところです。
ボタン式では普通ですが鍵盤式は殆どの場合、バルブは2列です。
この楽器はコンパクトなボディに41鍵盤を入れる為に3列にしてスペースを縮小しています。
ちなみに、手前の左寄りにある細長い部品は鍵盤の根元にあるバネを
取り外したり、元に戻す為のスペシャルツールです。
これを使っても結構難しい作業ですが..


鍵盤の幅は14mm程度しかありません。
通常の鍵盤は19.5mm程度の幅があります。
細いタイプでも17.5mm程度ですので、この鍵盤は超細鍵盤という事になります。
最近はこのタイプは作られていないと思います。
何故か、このタイプの古い楽器は黒鍵が赤とか青で、リードセットが2列のMLが多いです。
鍵盤はできれば17.5mm以上の物が使い易いと思います。
目的にもよりますが、2列リードでもMLよりMMの方が使い道が多くて良いと思います。
敢えて選ぶのであれば良いですが、よく分からない初心者の方は
このような仕様は手を出さない方が良いでしょう。

ベースボタンに異常がありましたが修理して元に戻りました。
ちょっと不思議な配列ですが120ベースです。
両端のボタンはベース2列しか無かったり、7thとdimしかない列もありますので、
どうせダミーかと思いきや、きちんと鳴るので驚きです。


ボディーの幅は驚きの33.5cm!
通常の41鍵盤、120ベースは48cm程度です。
37鍵盤、96ベースの楽器でも44cm程度なので驚異的な小型サイズです。


ベースメカニックは隙間無く配置されています。
先ほども書きましたが、全てのボタンが機能していますので、
ギリギリまでスペースを使っています。
幸い、今回の不具合ではメカニックをバラバラに分解する必要はありませんでしたが、
この楽器のベースのオーバーホールは困難な作業になると思います。

この楽器は、コンパクトサイズにフルサイズの音域が欲しいという
要望に応えようとしたというより、メーカーが限界に挑戦する為に作ったのではないか?
と、そんな気さえしてきます。


修理は調律も終えて最終段階ですが、鍵盤に不具合が幾つかあります。
一番の問題は戻らずに音が出たままになる箇所です。
その他、白鍵を強く押すと黒鍵(赤鍵?)が下がって音が混ざる場所もあります。
この写真はその部分です。
白鍵盤を一つ外してあるので異常個所の側面が見えます。
これは鍵盤を押していない状態です。


こちらは同じ場所の写真ですが、異常個所の白鍵を深く押したところです。
白鍵の段になっているところの下部と赤鍵の先に出ている金属部分が接触しています。
その為、深く押すと和音になります。
通常使用で、この部分の部品の変形はしないと思います。
ですが、製造後に音が混ざる異常は出ていない筈です。
恐らく、鍵盤の先にあるバルブのフェルトと皮が経年劣化で縮み、
結果として鍵盤のストロークが長くなった事による干渉でしょう。
鍵盤の下にあるストッパーの役割をするフェルトが縮んでいるのも一因でしょう。


これが鍵盤のバルブです。
茶色のところが皮で、白いところがフェルトです。
本来ならこの部分も交換時期ですが、費用が掛かるので
今回は交換せずに対処しました。
ここが古くなると鍵盤が深くなる他、鍵盤を離した際の音が大きくなります。
鍵盤の高さにバラツキが出たり、空気漏れが起こる場合もあります。
流通している古い楽器では大抵交換されていませんので注意が必要です。
後に交換する場合はかなりの出費になります。
難しい作業なので下手にやると空気漏れが増えて余計に状態を悪くする事もあります。
古い楽器には色々なリスクがあります。


本体裏面ですが、蛇腹と結合している部分のピンが何か変です。


取り外すと、本来の部品でない物が付いていました。
左が正しい物で、右は直径の似たネジです。


細かい不具合を取り除き、調律を行い、後は出荷するだけです。
古い楽器ですので、完全な修復できていませんが
取り敢えず、使える状態にはなりました。

ダイアトニック修理2014/04/13

HOHNERのダイアトニックアコーディオンの修理を承りました。
1箇所、ボタンの戻りが無くなり音が出たままという症状です。
ボタンは動きますがバネで戻らず、フリーの状態です。
古い楽器ではありません。


ボタンのトップを取り外してグリルカバーを外したところです。
ボタンの下段、左から4番目が該当の箇所です。
バルブの上段、左から4番目が開いた状態になっています。
バルブの作りがHOHNERのダイアトニックではないNovaやBravoとそっくりです。


ボタン周囲のパネルを外すと原因が分かりました。
ボタンを元に戻すバネが折れています。
写真の中央が該当箇所です。
バネのコイル部分は残っていますが腕の部分はありません。

たった一つのバネを交換するために、全てのバルブを外す事になりました。
バネは一つの軸に全てが貫通しており、その軸を抜く為の穴が
楽器のケースには付いていないので取り外して引き抜くしかありません。


ボタンの軸受けとバネは一つの軸で貫通しているので、
該当箇所まで軸を抜いて部品を外す必要があります。
バネ一つ交換するのも手間がかかります。


折れたバネです。
折れた腕の部分も見つかりました。
材料中の欠陥が原因でした。
材料中の空隙か金属の粗大結晶、粒界異物が原因と思いますが、
判定には断面研磨と顕微鏡観察が必要です。
設計通りであれば過酷使用による破断はありません。


バネを交換して元に戻して行く途中で不具合を発見しました。
バルブのアームの根元とボタン周囲のパネルが干渉しています。
幾つかのバルブでボタンを押した際にアームの根元がパネルの端にぶつかって
ノイズが出ています。
これではバルブも全開になりません。


パネルを外すと干渉している場所にハッキリと傷跡が出ています。
干渉が出ないように修理しました。


更に不具合がありました。
ボタンの軸がパネルと干渉しています。
ボタンを離した際にぶつかってノイズが出ますし、押した際に摩擦抵抗を感じます。
これも修理しました。
ご依頼の修理を行う事は勿論ですが、隠れた不具合をなくす事も重要な作業です。

植物色々2014/04/25

気温が上がり植物の成長が増しています。

ミニバラの鉢の脇に出てきた何かの芽はバラの1.5倍の高さにまで成長しました。
http://accordion.asablo.jp/blog/2014/03/31/7406309
http://accordion.asablo.jp/blog/2014/02/28/7384837


大きく育った未知の植物ですが、よく見ると多分超小さい花らしき物があり、
その後、フワフワの種が出てきていて飛散し始めています。
こんなのが増殖すると困るので可哀想ですが抜いてしまいました。
やはり雑草という事でしょうか..
綺麗な花が付けば珍重される訳なので人間は勝手ですね。


メインのミニバラですが、そろそろ沢山の花が咲く頃です。
ですが、霜が降りたみたいに白くなっていて蕾の元気がありません。
多分、うどん粉病で、薬剤散布をしていますがスッキリと良くはなりません。


もう一つの鉢の方は秋に植えたパンジーの勢いが凄いです。


毎日これくらいの花柄を切る必要があります。


そんなパンジーの中に見るからに危険そうな毛虫が..
黒い体に鮮やかなオレンジの筋と点々が入り、尖ったトゲが無数にあります。
体長は3cm程度です。
つまんで遠方に捨ててしまおうかと思いましたが、気になって調べてみると
無害な蝶の幼虫らしいのでそのまま観察する事にしました。
ちょっと位、葉を食べられても十分にパンジーが育っていますので。


タイルから出てきた草もだいぶ育ちました..
http://accordion.asablo.jp/blog/2014/03/31/7406309


2月に植替えした室内の植物はあまり芽が出ず、落葉を続けています。
http://accordion.asablo.jp/blog/2014/02/20/7369740

やはり、植替えストレスはかなりあるようです。