鍵盤の修理2014/05/30

鍵盤の作動深さが深くなっている楽器の修理をしました。

古い楽器では鍵盤の先にあるバルブの皮とフェルトが縮んで
鍵盤が高くなり、結果として鍵盤が深くなって行きます。
修理にはバルブのフェルトと皮を交換するので時間と費用のかかる修理となります。
鍵盤を離した際のパチッという音が大きくなる症状も出てきます。

鍵盤を外して行くと鍵盤の下にフェルトが貼ってあり、
高くなって深くなった鍵盤を深くさせない処置がしてありました。
これは正しい修理ではありません。
バルブの貼り替え修理よりも簡単にできるので、このような方法で
出回っている中古もあると思います。
鍵盤が高くなり、ストロークが深くなると鍵盤の側面が目立ちますので、
側面の木の部分を白く塗る処置までしてありますが、
本来、鍵盤は大きく沈まないので、この部分は目立つ事はありません。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
迷惑書込み対策です。
下欄に楽器の名前をカタカナ(全角)で入力下さい。
当店は何の専門店でしょうか?

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://accordion.asablo.jp/blog/2014/05/30/7480276/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。