円頓寺 秋のパリ祭20252025/10/18


今年も円頓寺 秋のパリ祭が開催されますが、
monte accordionも出店させていただく事になりました。
11月8日、9日 11~18時 円頓寺商店街にて行われます。

当店ブースでは楽器の展示と、当店のレッスンに来ていただいている
生徒さんによる演奏を行います。
パリ祭のライブステージでは、当店の講師、アンジェロさんの演奏の他
アコーディオンの入ったバンドの演奏も予定されています。
詳細は下記サイトでご覧いただけます。


ドイツフェスティバル in 半田赤レンガ20252025/10/03


半田赤レンガ建物にて10月11~13日に開催予定の
ドイツフェスティバルにmonte accordionが出店させていただく事になりました。
3日間のうち、11日と12日の2日間、出店予定です。

monte accordionブースでは、アコーディオンの演奏と、
未経験者と対象としたアコーディオン体験を行う予定です。
11日は11~17時、12日は10~17時の開催となります。
場所は半田市にある「赤レンガ建物」です。
名鉄河和線 住吉町駅から徒歩5分です。

ドイツフェスティバルでは、ビール、パン、ソーセージなどドイツ料理を楽しめる他、
ステージではアコーディオンを含むバンド(アルプス音楽団)の演奏もあります。

会場やイベントの詳細は下記サイトをご覧ください。

monte accordion 発表会20252025/05/11

ゴールデンウイークが終わって最初の日曜が来ました。
今日は発表会の為、臨時休業です。

午前9時、会場前です。
天気は雨でなくてよかったです。


昨年は名東文化小劇場で行いましたが、
今年は例年お世話になっている港文化小劇場へ戻ってきました。


会場入り口にポスターが出ています。
なんとこれ、当店で作成した物ではありません。
会場のスタッフさんが頼んでいる訳でもないのに、
こんなに立派なポスターを作ってくれました!
イラストの手の恰好、習っている人みたいだし..
例年、こんな感じで作成していただけるのですが、恐縮してしまいます。
いつも本当にありがとうございます。
で、今年は15回目なんです。
途中、コロナで休止した年もありますが、あっという間に15回目です。


リハーサルが始まりました。
観客が居ないだけでセットや照明は本番と同じ。
ですが、観客が居ないと何故かうまく弾けるという..


最後に演奏する全員合奏のリハーサルです。
あと少しで開場時間。


12時ちょうど、開場です。


最初の演奏が始まりました。


最初の演奏はベテラン生徒さんの演奏。
演奏順はクジ引きなので、演奏歴に関係なく順番が決まります。
実は、1番で演奏する予定だった方が事情で前日に
キャンセルになったので、繰り上げ1番となりました。


舞台袖で出番を待つ生徒さん。
ここはいつも緊張した空気が漂っています。


舞台袖へ抜ける通路が舞台の真後ろにあります。
狭い通路を通って舞台袖でスタンバイという感じ。
昨年の会場にこの通路はありませんでした。


さて、今年も遠方からの参加者がいらっしゃいました。
東海三県以外からの参加は5名ありました。
こちらの方は滋賀県から毎月レッスンに通っていただいています。


こちらは長野県からです。
オンラインレッスンと対面レッスンが半分ずつ程度でしょうか。


こちらは静岡から毎月来てくださっています。


こちらも大阪から毎月通われています。


昨年に続き、今回も最も遠方の広島からの参加です。
オンラインレッスンを受けていただいていますが、
昨日は前日入りして、対面レッスンを受けられました。


そして、あっという間に最後の奏者です。
くじ引きで運良く?最後を引き当てました。


ソロの最後は講師のアンジェロ アクィリーニさんの演奏です。


そして、最後は出演者全員の合奏で締めました。
今年の合奏曲はイタリアの歌謡曲「フニクリ フニクラ」です。
日本でも「鬼のパンツ」で有名な軽快な楽しい曲です。


閉会して記念撮影。
皆さん、安堵の表情です。
今回演奏したのは42名で、講師、スタッフを除くと参加者は38名でした。
昨年より1名少ないですが、前日キャンセルした方がなければ
昨年と同数という事になります。


さて、本番が終われば打ち上げです。
緊張から解放されて楽しい宴会となりました。
普段、顔を合わせる機会がない生徒さん同士の交流にもなりました。

という訳で、今年の発表会も無事に終える事ができました。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
出演された生徒さん、お疲れ様でした。
会場スタッフの方々、準備、運営、ありがとうございました。

来年2026年は5月24日、同じ会場の港文化小劇場で行います。
多くの皆様のご参加、ご来場をお待ちしております。

個人輸入楽器の修理2025/05/04

個人輸入で購入したというアコーディオンの修理を承りました。
実はこの楽器、少し前に修理、調律をさせていただいた物です。
その後、別な問題が出た為、再度預かる事になりました。

楽器はイタリア製ですが、最近できたメーカーのようです。
ベースシステムが特殊で、あらゆるコードが鳴らせるというものですが、
単に、通常3和音鳴っているものを2和音にしたという物です。
1音減れば邪魔する音が減るので組み合わせの自由度が上がるという事ですが、
単純なmajやminの3和音のコードを出す時は大変そうです。
まあ、スタンダードベースとフリーベースの中間という感じでしょうか?


ベースシステムの事は特に問題ないのですが、
メーカーが新しいからか、楽器を作り慣れていない感じがあります。
初回の修理も、右手スイッチ機構の構造的な問題による不具合、
リードの調整が全くできていない、内蔵マイクの部品と右手スイッチの干渉..
構造としても不合理な設計で、スイッチ類を取り外さないとグリルカバーが外せない、
スイッチ1回の操作で任意の音に変えられないなど、
普通はやらないような事になっています。

で、今回はベースの異音と、蛇腹の動きに問題があるという事で再度、預かりました。
まずは楽器を分割しましたが、内蔵マイクの線の取り回しがとても気になります。


小さな楽器なのでベースリードと蛇腹の空間が狭く、
内蔵マイクの配線がベースリードに干渉する問題がありそうです。
蛇腹の動きに問題があるという事の一因かも知れません。


ベースリードですが、一部の高級機に見られる、
L字型の木枠を採用しているので、一番低音のリードは
上の画像のように右手側のリードのある方に向かって並んでいます。
L字木枠は通常よりも高さが出るので、蛇腹を閉じた時に
蛇腹の高さ(厚さ)と殆ど同じ位の位置にリードが来ています。
ベースの音が鳴っていればリードが振れるので
更に右手側の空間を占領するでしょう。


右手リードの方を見ると、低音の長いリードは
本体のケースの端より飛び出ている事が分かりました。
この状態だと、蛇腹を閉じた時に右手リードの木枠とベースリードがぶつかります。
実際、ぶつかっている事を確認しました。
ベースの異音の原因はこの事が原因でした。
ですが、右のリードの高さを低くすることはできませんし、
ベースリードも高さを低くすることができません。
可能なのは蛇腹を新調して厚さを増やすしかありませんが
費用が大きくなるので、今回は閉じる寸前でベースの音を出さないようにする、
つまり、奏法で不具合を回避するという結論になりました。
蛇腹を少しでも開いていれば問題は出ません。


もう一つの問題は、蛇腹を開いて行くと、途中で引っ掛かりがあるというもの。
蛇腹を内側から見てみると、ベースリードとの距離がかなり近いです。


蛇腹を湾曲させるように開いて行くとリードの木枠と接触している感じです。


よく観察すると蛇腹の内側に傷がありました。
これでリードと干渉している事が確実になりました。。


リード側には蛇腹の内側の赤い紙が削れた痕がありました。
蛇腹は演奏で開いて行くとある程度の所で手の長さの限界が来て
自分側に湾曲するように開いて行きます。
この時、蛇腹の内側とリードが当たって開閉に引っ掛かりが出るという事が分かりました。


これを回避する策を考えましたが、リードと木枠は削れる余裕が殆どありません。
木枠を移動させる余地があるか確認しましたが、
上の画像のように木枠の穴と本体の穴の淵がギリギリになっていて
少しでも移動させると穴が小さくなってしまう事が分かりました。
仕方がないので、可能な限り干渉部分を削る事で対処しました。

楽器を作り慣れていないメーカーの楽器を個人輸入するという事は
とてもリスクがあると思いました。
当店で仕入れた楽器がこの状態だったらかなりのショックです。

内蔵マイクの取り付け2025/05/04

プロ奏者の方から内蔵マイクの取り付けのご依頼をいただきました。
楽器は以前、調律に問題があり修理を行った物です。


内蔵マイクの取り付けを行う前に位置の確認をしています。
狭い空間へ取り付けを行うので事前の準備が重要です。
この楽器はグリルカバーがステンレス製なので穴あけが大変そうです。


無事に取り付けが完了しました。(2日間かかりました)
マイクの取り付けは、その後の耐久性が重要です。
取り付け方法が悪いとすぐに断線や接触不良などが起きます。
マイクを使うのは本番なので急な故障は問題が大きくなります。
製品がどうなのか?と言うより、どうやって取り付けるか?
という事がとても大事になってきます。