小型ボタン式入荷2023/04/26

イタリアから小型軽量なボタン式アコーディオンが届きました。
先日は鍵盤式が入荷しましたが、今年に入ってポツポツと入ってきている
老舗メーカーのMORESCHIです。


小型軽量なボタン式です。
それでも、右は37音、ベースは96ありますので、
丁度、中型サイズの鍵盤式と同じ音域があります。
殆ど場合、この音域があれば不自由なく色々な事ができます。


右手側、37音のMMLです。
スイッチは鍵盤式のように表側にあります。
フレンチタイプのボタン式は背面にあります。
フレンチタイプの小型な機種は、右46音、MM、80ベースという仕様が多いですが、
音域が37音に減ってもMMLの方が幅広く使えるので
ミュゼットやシャンソンがメインでない場合は、こちらの方がお勧めです。


ベースは96あるので、足らないという事は殆どありません。
80ベースではないので、dimも独立したボタンがあります。
スイッチがあるので2種類の音が選択できます。
これも小型フレンチタイプには無い場合が多い機能です。


重さは実測8.0kgです。
これは34鍵盤並みの重さです。
ボタン式の場合、鍵盤の中型の音域があり、
重さは鍵盤の小型と同じ程度という事になります。


同じメーカーの同じ音域の鍵盤式と並べてみました。
演奏時の向きで、縦方向の長さの違いがある事が分かります。


この方が分かりやすいでしょうか?
ボタン式と鍵盤式では、同じ37音でもこれだけの違いがあります。


厚さ方向は鍵盤式と同じです。
フレンチタイプの物はリードの並べ方が違うので、
縦はとても短くなりますが、厚さは鍵盤式より厚くなります。
この楽器はフレンチボタンではないので、厚さは鍵盤式と同じです。


鍵盤式の37音、MMLの重さは、実測8.8kgでした。
同じ仕様の楽器の重さは8.5~9.5kg程度ですので、
この楽器も鍵盤式としては頑張っている方です。
それでもボタン式と800gの差があります。
小型、軽量である事を重視するなら、ボタン式という選択が有効です。
ただ、鍵盤式には良い点が沢山あるので、
盲目的にボタン式を選択する事はお勧めしません。
詳細な理由を知りたい方はお問い合わせください。