カバーの裏2009/10/14

少し前から修理している楽器のバルブ交換が終わったので、やっと調律に入ります。調律の前にサブタを全部修正し、一部は交換しました。
で、本体前面のカバーを外してみると内側が面白い構造になっている事に気づきました。普通は通気性の良い布や網が貼ってあるのですが、この楽器には薄い木の板が貼ってあり、非常に小さなスリットが入れてありました。これでは音の抜けが良くない筈ですが、これは恐らく、擬似チャンバー的な効果を狙ったものでしょう。リードから出る音の高音成分を遮断して柔らかい音にするという事です。アコーディオンも色々な試みをして今に至るのでしょうね..