乾燥剤2010/04/25

調律をする為に楽器を分解したらベースリードの隣に乾燥剤が付けてありました。とても古い楽器では、布の袋に入ったシリカゲルが釘で留めてあるのをよく見ます。工場出荷時に取り付けている物だと思いますが、イマイチ目的がよく分からない物です。工場出荷から店までの短い期間の吸湿目的でしょうか?乾燥剤の容量から考えるとそんな風に思います。

この楽器に付いている物を見ると、「乾燥剤」と日本語で書いてあります。しかも、紙製の袋入りの物の四隅を釘で留めています。楽器は古いイタリアの物なので後に誰かが取り付けたのでしょう。ちなみに、この楽器は専門店から中古で買った物との事です。前のオーナーが付けたのか、専門店が付けたのか..何れにしても意味が無いばかりでなく、袋が破れて飛散したら悲惨です。(つまらん..)
紙の袋はより危険です。最近の輸入楽器では、意味が無いからでしょう、乾燥剤入りの楽器は見かけなくなりました。

湿度の高い日本では楽器の保管で乾燥剤を使うのは有効ですが、余程密閉性の高い容器に入れていなければすぐに飽和してしまい、現実的な事を考えると有効性は低いです。楽器はハードケースに閉じ込めておかずに、風通しの良い日の当たらない場所に保管して、できるだけ使ってあげましょう。これが錆とカビの一番の対策です。腕前も上がるので一石二鳥!

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