時がきた2014/05/01

今日はお休みですが出勤しました。
店の前の鉢植えに水をやるためにシャッターを半分開けて水を撒きました。
1週間前にパンジーの鉢植えにいる幼虫を見つけました。
http://accordion.asablo.jp/blog/2014/04/30/7431882

今日はどうしているかと思って探すと見当たりません。
どんなに探しても見つからないので付近を捜索すると意外な場所にいました。


なんと、シャッターの支柱の裏です。
シャッターを開けた時によく潰さなかったものだと思います。
ここにいたら危険なのでつまんで鉢植えに戻してやりました。
ところが...
すぐに鉢から出てどこかに行こうとします。
あんなにバリバリ食べていたのに。
またシャッターの裏とか変なところに入り込むのも困りますし..


という訳で、捕獲しました。
小学校の時に庭にいたアゲハの幼虫を育てた事があるので
なんとなく分かりますが、サナギになる時がきたのだと思います。
それで人目につきにくいシャッターの支柱裏に隠れたのでしょう。


留まる場所が必要と思い、割り箸を入れてやったら
暫くして取り付きました。
やはり..

さなぎ化2014/05/02

昨日、店の鉢植えに住み着いた蝶の幼虫を捕獲しました。
http://accordion.asablo.jp/blog/2014/05/01/7431885



9:36
出勤して見てビックリ、なんと宙吊りになっています。
昨日は頭を上にして割り箸につかまっていましたが
今は逆さ吊りでしかも、お尻一点でぶら下がっています。
時折、小刻みに揺れていますが、軽く頭を曲げた状態で固まっています。
この後、この体勢のままサナギになるのでしょうか..


14:16
食後にふと外を見ると、鉢植えのパンジーに蝶が来ていました。
近くに行ってみると、捕獲した幼虫の成虫状態の蝶でした。
ツマグロヒョウモンチョウという豹柄の羽が特徴の蝶です。
子供の頃には大抵の昆虫を見てきましたが、これは見たことがありませんでした。
それもそのはず、最近の温暖化により生息域が北上し、
愛知県でも見られるようになった種という事です。
という事で、捕獲した幼虫は、ツマグロヒョウモンチョウの幼虫、
「ひょうたん」と命名しました。
ひょうたんの運命や如何に..

16:15
夕方、仕事中に気配を感じて「ひょうたん」に目をやると、驚きの光景が..
なんと、頭の辺りがパックリと割れて鮮やかなオレンジ色の物体が出ています。



16:16
見ている間に変化して行きます。
かなり体を揺らしながら、まるで手を使わずに服を脱ぐ様な感じで
黒い幼虫時代の服が上に捲くり上がって行きます。


16:19
古い皮が一番上まで行くと、更に激しく振り子の様に揺れてビックリします。
こんなに激しく揺れて落ちないか心配になる程です。



16:20
そして突然、ポトッと古い服が落ちました。
すると、ゆれがピタッと止まりました。
どうしても上に古い服を残したくない..という感じでしたが、
本能でここまでしている訳なので凄いですね..
ここまで来るのに僅か5分。
かなり速い印象です。
昔、アゲハの幼虫を育てた時はもっとゆっくりした進行だった気がします。
確か脱皮をしないで硬化して行った様な..
それと、アゲハは頭が上で腹の両脇の細い糸2本で斜めに傾いて
くっついていた気がします。


16:24
脱皮が終了して4分足らずで体の形が変化してサナギらしくなりました。
幼虫時代と同じようにトゲトゲを伴ったサナギです。
ひょうたん、無事に蝶になれるでしょうか..

修復?改造?2014/05/03

中古の中国製のアコーディオンを販売するために修復しています。
10万円を切る価格の物ですが、価格を考えると驚異的な楽器と言えます。
素質は悪くありませんが、時間をかけて作られていないので直す部分が沢山あります。
写真はリードの木枠に問題がある為、削っているところですが、
ここまで来ると修復というより改造に近いでしょうか..

中国製の楽器や中古に限らず、新品でもイタリア製でも、多くの部品で複雑に
作られているアコーディオンは、多かれ少なかれ不具合を持っています。
有名ブランドでも同じです。
殆どの場合、作っているのはアコーディオンを弾かない人という事もあり、
調整が不十分なのは、ごく普通の事です。
販売店や輸入代理店はそれらを無くして販売するところだと思っています。
monte accordionでも仕入れた楽器の修正に何日もかけています。
個人輸入やオークション、ただ販売するだけの店(人)では
楽器は素の状態でしょう。
或いは、テキトウな知識で変に調整されている場合もあります。
出にくい音があるとか、調律がズレているなど、細かい不具合がある楽器では
安く手に入れても後で修理に費用がかかってしまいます。

調律のズレは、MやLなど単一リードが鳴るスイッチにして、
オクターブで同音を鳴らしてみれば簡単に分かります。
うなり(波)が出るようであればズレています。
ギターの調弦と同じですね。
蛇腹の押しと引きでそれぞれチェックする必要があります。
鳴りにくい部分があるのは、幾ら弾きこんでも改善しません。
使っているうちに出るようになる..は、売る人の言い訳です。
そういう症状の時は早く直してしまい、スッキリと演奏しましょう。


前日にサナギ化した「ひょうたん」は、一晩で色が濃くなっていました。
http://accordion.asablo.jp/blog/2014/05/02/7434562

空気漏れの修理2014/05/04

古いEXCELSIORの修理を承りました。
全体の調律を行いましたが、空気漏れがあり、
何も鍵盤もボタンも押さなくて蛇腹を強く押すと音が出てしまいます。

そういえば、昔から何も鍵盤やボタンを押さないで蛇腹を操作すると
楽器に悪影響があるとか聞きますが、一般的な演奏で加える程度の力で
あれば全く問題ありません。
ffで演奏する時くらいの事はやっても大丈夫です。
その程度で壊れる楽器は演奏中の蛇腹操作でそのうちに壊れます。
この方法で楽器の悪い部分が露呈しますので、楽器の状態がバレないように
このような伝説ができたのではないかと推測します。

チェックする時は、スイッチがある楽器は一番沢山のリードが鳴る状態、
マスタースイッチなどにしておきます。
その上で、空気を蛇腹に入れて強く蛇腹を押し、簡単に蛇腹を戻せたり、
音が鳴ってしまう物は良い状態ではありません。
逆に蛇腹を閉じた状態で開いて行くのも良くありません。
正常な楽器でも、ある程度は閉じたり、開いたりできますので
過度に神経質になる事はありませんが、一つの目安になります。
空気漏れがある楽器は修理に費用が掛かる場合が多いです。


この楽器の空気漏れの原因はこれでした。
高音から5番目までの鍵盤のバルブの位置が、
塞ぐべき穴のギリギリに位置していました。
写真はバルブを外して裏返した所ですが、皮の表面に下部の穴が当っていた
四角い跡が残っています。
一番下の四角い跡は渕から殆ど離れていません。
新品の頃には皮の柔軟性があるのでなんとか漏れずに
持ちこたえていたと思いますが、古くなり皮が硬くなって
この部分から空気漏れが出たものと思われます。


高音から5番目までのバルブ材を交換しました。
5番目までのロウが綺麗なのが分かるでしょうか?
何故か6番目からは範囲に収まっていますので修理していません。
ただ、本当は全てのバルブ材を交換する方が良い時期に来ています。
恐らく、製造から40年は経過していますので。
空気漏れは無くても鍵盤を離した際の音が大きくなっていますし、
鍵盤の深さも深くなりますし、高さにバラツキも出ます。
取り敢えず、今回はこれだけで空気漏れは改善しましたので軽症と言えるでしょう。

珍しい不具合2014/05/06

新しく届いた新品のイタリア製アコーディオンの整備をしています。

音に異常がある事に気付き、色々と修正しても改善しないので
リードを外してみると..
木枠とリードの間に白い薄い物が挟まっていました。
恐らく、リードに貼り付けてあるリードバルブの余分になった
先端を切り落とした物と思います。
ただ挟まっているだけなら問題は無いのですが、リードの裏に付いている
リードバルブと干渉している為、不具合が出ていました。
これは初めてのケースです。

新品でもこうした細かい不具合や調整不足、調律の狂いは必ずあります。
どんなに高価で高級な楽器でも同じです。
ですので、販売できるまでに整備の時間をかなり使っています。
ピアノや管楽器でも同じと思いますが、専門店は、
単に輸入したものをそのまま販売している訳ではないのです。
販売した後のアフターサービスも重要な仕事ですね。