アコーディナ2つ2010/09/08

プロ奏者の方からアコーディナ2台の修理を承りました。

2台はメーカーが違います。
片方は木製ボディーで、もう片方はメタルボディー。
木製の方が大柄です。

メタルボディーの方は、なんと、最初のアコーディナであるA.BOREL製です。
この楽器は残念ながら現在は作られていませんが、私の店では
このBORELのアコーディナを元に復刻した現代のアコーディナを販売しています。

BORELの楽器のサイド部分は上部が軸で止めてあり、下部はフリーになっていて、
バネで開いた状態を保っています。
これは演奏中に手で開閉して音の変化を与える機構の様です。
現在のアコーディナではサイド部分には唐草模様の透かしが入っていて、
開口部を手で塞いだり、開けたりして変化を与えます。

サイド部分を外すとリードが見えます。
リードが折れてしまい、オーナー様が自分でアコーディオン用のリードを使い
補修したそうですが、すぐにまた折れてしまうそうです。
アコーディナのリードはアコーディオン用よりも短くできており、
アコーディオン用で同じ音程を出すにはかなり削る必要があり、
その為、すぐに折れてしまうという訳です。

こちらは木製ボディーの方ですが、やはりリードが折れて、
アコーディオン用のリードに交換されています。

この2台のアコーディナ、リードの交換と調律、その他必要な整備を行う予定です。

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