ベースボタンの修理 他2012/08/12

30年以上前の物と思われる少し変わったデザインのアコーディオンの修理をしています。
http://accordion.asablo.jp/blog/2012/07/28/6587497


ベースボタンが全て引っ込んでいます。
これは恐らく、輸送中の衝撃で起きたのでしょう。
修理自体は難しくありません。
この機会にベースボタン周りの板の汚れも落とします。


ベースメカニックが簡単にゴッソリと取り外せるタイプの楽器ですので、
ものの1分でこのような状態にできます。
バルブのメンテナンスやベース周りのメンテナンスには便利ですが、
操作感は通常のボタン一つずつ取り外すタイプの方が良いです。
また、調整は通常タイプの方がしやすい部分もあります。
一長一短という事ですね。


汚れが酷く、何故か元から周囲に境目のあるデザインがイマイチな
ベースの開口部のネットも交換します。


ベースの左手のバンドの締め具合を調整するダイアルですが、
よく見ると固定しているネジが緩んでいます。
こういう細かい部分も見逃さない事が重要です。


ベースから離れて、右手のリードのサブタ皮が古くて交換時期なので
全て取り外しました。
外すのは簡単ですが、新しい物を取り付けて行くのは大変なさぎょうです。
天然皮革ですが、赤とか緑があるのは珍しいです。