先端だけ? ― 2012/09/07
鍵盤が折れたので修理して欲しいというご依頼がありました。

楽器を送って頂き確認して驚いたのは、ご覧の通り、
折れたのは先端のみでした。
折れたのは先端のみでした。

これが折れて外れた方の部品です。
先端のこの部分には鍵盤の本体となる木が下にありません。
そして、鍵盤を押す度にアコーディオン側のフェルトが貼ってある所へ
この部分が当たるので、繰り返し力を受けています。
それでも通常は破壊しない様に考えられた材料と形状で
設計されていますので折れたりはしません。
恐らく、この部分に偶々材料欠陥や異物が入っていたか、
後に付いた傷が原因で折れたのでしょう。
この楽器はプロ奏者の物なので、一般的な使用より酷使されている
というのもあると思います。
鍵盤表面を全部交換するのが一番良いですが、残っている部分を剥がす作業は
かなり大変ですし、代わりの部品も同じ物は無いので元々の部品の形状に合わせて
加工が必要になります。
また、色合いも微妙に変わってしまうので見栄えにも影響します。
当然、時間もコストも嵩みます。
色々と考えて折れた部品を戻す事にしました。
ただ、プロ奏者の物ですので、普通に貼り付けてもまた折れてしまいます。
その辺りも考慮して補強を入れて修復しました。
先端のこの部分には鍵盤の本体となる木が下にありません。
そして、鍵盤を押す度にアコーディオン側のフェルトが貼ってある所へ
この部分が当たるので、繰り返し力を受けています。
それでも通常は破壊しない様に考えられた材料と形状で
設計されていますので折れたりはしません。
恐らく、この部分に偶々材料欠陥や異物が入っていたか、
後に付いた傷が原因で折れたのでしょう。
この楽器はプロ奏者の物なので、一般的な使用より酷使されている
というのもあると思います。
鍵盤表面を全部交換するのが一番良いですが、残っている部分を剥がす作業は
かなり大変ですし、代わりの部品も同じ物は無いので元々の部品の形状に合わせて
加工が必要になります。
また、色合いも微妙に変わってしまうので見栄えにも影響します。
当然、時間もコストも嵩みます。
色々と考えて折れた部品を戻す事にしました。
ただ、プロ奏者の物ですので、普通に貼り付けてもまた折れてしまいます。
その辺りも考慮して補強を入れて修復しました。
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