ちょっとツーリング12010/11/11

今日はお休み。午後からちょっとだけバイクに乗りました。
夏に車検に出して引き取った以来です。

家を出て高速道路を少し走って1時間足らずで目的地の手前まで来ました。
バイクの向こうに見える山が目的地です。

山の部分をズームすると何やら怪しい塔が..
携帯のカメラなので写りがイマイチです。

ワインディングを少し走って、脇にある登山道へ分岐し、
車1台分の幅しかない細い道を登って暫くすると目的地に着きました。
三国山という瀬戸市、豊田市、土岐市の境が交わる山です。
土岐市の境という事で、愛知と岐阜の県境でもあります。

山頂付近はキャンプ場と、山頂展望台と、アンテナの鉄塔が無数にあります。
今までにも何度か来た事がありますが、最後に来てからは10年位経っているかも?

という訳で、山頂付近のアンテナをバックに記念撮影。
別に何がある山という訳ではありませんが、舗装路で登れるという事と、
景色が良いという事と、アンテナがあるという事くらいです。
アンテナは別に普通の人にとっては別になんでもない事でしょうけど..

本当の山頂はこの細い歩道を歩いた少し先にあります。
道の両脇に小さな祠が並んでいます。

祠の中には御地蔵さんがいます。
何となく、この山頂までの歩道は、宮崎駿さんのアニメ「千と千尋の神隠し」に出てくる
世界の境界の道の様な雰囲気があります。
夜に来ると結構怖いですよ。

紅葉が綺麗です。

山頂の広場にも御地蔵さんが無数にあります。

山頂には立派な展望台があります。

展望台からは瀬戸市や豊田方面の山々とアンテナの鉄塔がよく見えます。

アンテナがいっぱい!
私はアンテナ鉄塔が好きなんです。今風に言うと「アンテナ萌え!」でしょうか。
石油精製プラントとか、製鉄プラントを眺めて楽しむ「工場萌え」のアレです。
工場とか、ダムとか、高層ビルとか、巨大橋梁とか、高圧送電線の鉄塔とか..
の萌えも理解できますが、アンテナは格別です。
理由は分かりませんが、やはりアマチュア無線をしていた影響でしょう。
アンテナの鉄塔は無機的なデザインですが、機能美が見えたり、
威圧感や少し恐ろしい感じもあり、勇壮な感じや優しい感じ、ユーモラスな感じもあり、
なかなか面白い人工建造物です。そんな無機的な人工物を山の頂上という
自然の中で見るギャップと、頂上故の眺めの良さとのマッチング!
という訳で、「アンテナ萌え!」を満喫して山を降りました。
この三国山は愛知県近辺では有数のアンテナ萌えスポットです。
やっぱり携帯じゃなくてカメラを持って来るべきだったか..
この後の続きは別枠で書きます。

ちょっとツーリング22010/11/11

前の記事からの続きです。
http://accordion.asablo.jp/blog/2010/11/11/5589085
三国山を降りて暫く走ってやってきたのは瀬戸市です。

次の目的地はここ。

招き猫ミュージアムです。
以前から瀬戸では「招き猫まつり」というのを行っていて、過去に何度も行った事があります。
ここ最近は行っていなかったのですが、2005年にこのミュージアムができた事を
最近知ったので来てみました。
私は猫好きですが、実は招き猫コレクターでもあります。
始めたのは小学校にまで遡りますが、あまりにもその数や種類が膨大なので、
最近は収集については積極的ではありません。
それでも見るのは好きですので、近くにこういう所があれば行かない手はありません。
館内撮影禁止の為、写真はありません。さほど広くはない館内ですが、
所狭しと招き猫が展示してあり、地域別、種類別に分類された展示や、
由来についての解説などもあり、内容は充実しています。
1階では販売もしていますし、隣の「おもだか屋」も以前から招き猫専門店として
営業していますので、お気に入りの一品を探すのも良いでしょう。

瀬戸には商店街が今も残っています。
ちょっと散策しました。昭和の雰囲気が漂っています。

ちょっとお腹が空いたので、おやつに焼きそばを頂きました。
瀬戸は何故か焼きそばが有名な場所のひとつです。
商店街の一画にある古い喫茶店の様な店で頂いたのは、その名も「瀬戸焼きそば」。
ソースは使わず、豚をしょうゆと出汁で煮込んだスープで味付けされています。
夕方のひと時を昭和な雰囲気でゆっくりと過ごし、またバイクに乗って
高速道路をちょっと走って帰宅しました。往復100km程度の距離で、
その8割が高速道路という楽々ツーリングでした。

招き猫ミュージアムで買ってきた、オリジナルの招き猫です。

久々にコレクションが増えました。

埃玉2010/11/13

プロ奏者の方の少し古いボタン式アコーディオンのリード調整と調律を承りました。
最近は別の楽器を使用しているとの事ですが調整をして大事に使って行きたいとの事です。

ボタンの裏側にあるスイッチのパネルを外すと何かがバルブの上にありました。

拾い上げてみると、それはフットボールの様な形をした埃の玉でした。
ご覧の様に、結構な大きさです。

楽器の中にも埃がある程度溜まっています。
ある程度の重さを持った埃の塊が核となり、楽器を使用する度に転がって
雪だるま式に大きく成長したのでしょう。
どこまで大きくなるのか見てみたい気もしますが..勿論、取り除き、
内部の埃も綺麗に清掃しておきました。

定期的な調律は楽器内部の点検や清掃にもなります。
長くても3~5年に一度は点検を兼ねて調律を行う事をお勧めします。
理想的には、1、2年に一度は行う方が良いです。

演奏会2010/11/14

今日は私が所属している中部アコーディオンクラブの演奏会でした。
という訳で朝から会場入りをして準備など行い、午後からは運営しながら出演しました。
毎年行っており、今年で42回目です。

まず、ソロ演奏です。
演奏順はくじ引きですが、今回は9番目というまずまず?のポジション。
しかし、何年やっても緊張します。特に今回は比較的スローな曲ですので、
演奏中に何度も不安が襲います。
奇跡的に殆ど大きなミスも無かったのですが、エンディングで大きなミスをしました。
やっぱり何も無く終わる事はありません..

ソロの後暫くして合奏。演奏したのは「機動戦士ガンダム」。
一応、上が青で下が白で、連邦軍の制服風に軽くコスプレ。(多分気づく人少なし)
ちなみに相手はザク風のカラーとの事。
前に書いたユニクロの買物はこの為でした。
http://accordion.asablo.jp/blog/2010/11/09/5587866

ソロが終わって緊張が減ったので思い切り気持ちよく演奏できました。
しかし、フリースで演奏すると暑い..


最後は全員合奏でシメ。
今年も無事に演奏会が終わりました。

これらの写真は予定通り、コレで行いました。
http://accordion.asablo.jp/blog/2010/12/10/5571090


演奏の後は、打ち上げです!

サビ2種類2010/11/16

HOHNERの古いアコーディオンの調律を承りました。
中を開けると..

ボディの内側に白い物が..

拡大するとこんな感じで、まるで粗塩のようです。
古いHOHNERのアコーディオンの中にはボディーが金属(アルミニウム合金)で
できた物がありますが、この機種も該当します。
この白いツブツブは、アルミニウムのサビです。

ボディー内側の殆どの部分にこのサビが出ていました。
ちなみに、ケースの表面は全く健全です。
やはり内側は使っていなければ空気が動かないので錆びやすいのでしょうか。
粉状のサビが剥がれてリードに挟まるといけないので全て落としました。

サビはボディーだけではなく、リードにも出ていました。
これは右手のリードです。
こちらはスチールなので鉄のサビです。

これはベースのリード。やはり少し錆びています。
幸い、リードのサビは全体の1/10程度と軽症でした。

金属ボディーの楽器はリードが錆びているケースが多い気がします。
一般的なボディ材質である木材より、熱伝導の良さ、熱容量の多さから、
寒冷時の寒暖の差で結露しやすいからかも知れません。
或いは、木材の様に水蒸気を吸収したり透過する能力が無いからかも知れません。
古い金属ボディーのアコーディオンをお持ちの方は注意していた方が良いでしょう。
同様の中古品も要注意です。

この楽器のオーナー様は、中古で購入し10年近く調律をせずに使っていたそうです。
サビが購入時からあったかどうかは分かりませんが、定期的な調律を行う事で
内部の異常にも早く気付く事ができます。
リードの錆が広く進行すると修理に多大な労力と費用がかかりますので、
1~3年に一度は点検も兼ねて調律を行う事をお勧めします。

ちなみに、この楽器はA=440Hzでした。
古い楽器や、外国から直接買った楽器によくある事ですが、日本ではA=442Hzが
標準ですので、ピアノと合わせたり、アコーディオン同士で合奏する場合には
注意が必要です。
海外のオークションで手に入れた楽器がネットや店で転売されている事があります。
調律済みと謳われている楽器でも、440→442は全てのリードを大幅に調整する為、
面倒な作業になりますので、440のまま調整されている場合がよくあります。
中古楽器は調律のズレもそうですが、基準周波数にも注意する必要があります。
当店の中古は全てA=442Hzで調整します。(特に要望が無ければ)