ケース割れ2013/12/17

落下させてしまったアコーディオンの修理を承りました。
よく知っている方の楽器で、空気漏れが酷いという事で点検すると、
ケースが割れている事が分かりました。

ご覧の通り、ボディー(ケース)に大きく割れが入っています。
車の荷室のハッチを開けた時に落下させてしまったらしいです。
ソフトケースだったので損傷してしまいました。

楽器を落下させるよくある事例は、
背負いベルトの破損、ソフトケースのベルト(金具)の破損、机などからの落下があります。
ベルトの破損は大抵、持ち上げる瞬間に起きます。
日頃からベルトの傷みを点検し、亀裂ができる前に交換する事をお勧めします。
楽器を置く時は高い場所、人通りのある場所を避けると落下事故を防げます。


ベースの裏蓋のかかるところにも亀裂が入っています。

損傷は内部にも達していました。
空気漏れが出ていたので分解しなくても予想はしていましたが。
今回は割れが内部まで達しているものの、比較的軽症でしたので、
割れた部分の修理と外観補修で元通りになりました。

落下などで酷く衝撃が加わるとボディー自体が変形して歪みが戻らなくなる場合があります。
その様な時は、バルブの当りが悪くなり空気漏れで音が出てしまいます。
そうなると修理はかなり大変な事になります。
下記は以前に落下で歪みが出た楽器の修理をした記事です。
http://accordion.asablo.jp/blog/2013/06/24/7102853

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