小型バンドネオンの修理2023/01/28

ボタンの数が少ない小型バンドネオンの修理、調律を承りました。


一般的なバンドネオンよりボタンの数が少ないです。
外装も緑っぽいグレーのセルロイド張りで、珍しい物と思います。


点検を行うと、調律や雑音などの音の部分以外の不具合も幾つかありました。
ボタンが一つ飛び出ている所があり、押した感触もおかしいです。
原因は不明ですが修理が必要です。


空気レバーの動きが悪く、それにより空気漏れを起こしています。


リードバルブが経年劣化で反りと硬化があります。
雑音と調律ズレの原因になっているので、全て交換が必要です。


リード周りは案外きれいな状態です。
リードバルブを交換して、リードの調整と調律を行えば本来の音が出て来ると思います。


楽器を分解するとボタンやバルブ、リードが載っている土台の板が割れていました。
これは修理が必要です。


ボタンが高くなっている所です。
横から観察しても原因がはっきりしませんが、
ボタンやボタンの下の部分ではなく、アーム自体が高くなっている事が分かりました。


違う角度から見ると、アームが高くなっている事が分かります。
ですが、この角度から覗いても原因が分かりません。


仕方がないので軸を抜いて分解してみました。
すると、ボタンのアームが折れている事が分かりました。
このボタンの位置は上に別のボタンが載っているので
本格的に分解していかないと直せない事が分かりました。
今日はここまで..

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