再会2009/04/02

ドイツに着いて一晩過ぎて4月2日になりました。フランクフルトに来たのはもちろん、Musik Messe 2009へ行くためです。フランクフルトで毎年行われる、楽器関係の見本市です。ここにはアコーディオン関係の業者も多数出店するため、新規メーカーとの接触や、昨年お世話になったメーカーへのご挨拶、アコーディオン業界の最新動向などをチェックする目的です。一応、お仕事という訳で..
まあ、今回は新規メーカーと接触して積極的に楽器を輸入するという事はあまり考えていなくて、どちらかというと、自分が新しく店を出した直後という事でご挨拶的な目的がメインです。実際、これ以上仕入れをしても在庫が増えすぎてアコーディオンが古くなってしまいますから。

取り敢えず、歩いて会場へ向かい、携帯でCooperfisaのロメオに連絡しました。久々の外国での電話で緊張しましたが、すぐに私と分かってもらえました。暫くしてゲートへロメオが現れ、めでたく再会です。思わず、1年前の4月に、Vercelliの駅で初めて会った時を思い出しました。1年前よりちょっと痩せた感じですが相変わらず元気そうです。
関係者扱いで入場券も買わずに入り、ロメオと一緒にCooperfisaのブースへ向かいました。そこでは社長のエミリアーナとも再会。感激です。

写真は、特別に作ったフェラーリデザインのボタン式アコーディオン。演奏するのはもちろんロメオ。ロメオは社長の息子で、経営の他、出荷前の試奏点検や、奏者としても活躍しています。

デモ演奏2009/04/02

Cooperdisaのブースでは、ロメオの他に、4人のプレーヤーがデモ演奏をしていました。Cooperfisaの様な小規模なブースで5人も奏者がいるのは他にはありません。奏者が居ないブースもあります。
写真は、民族衣装でバッチリ決めたスロベニアの奏者です。使っている楽器はCooperfisaの新作のダイアトニックアコーディオンです。

色々なメーカーのブースでデモ演奏があるので、楽器を見る以外にも聴く楽しみがあります。もちろん、奏者の腕前は素晴らしいです。日本ではこんなに沢山の凄腕奏者を一度に見る機会はまず無いですよね。デモ演奏に力を入れていたのはCooperfisaの他、地元ドイツのHOHNERと、イタリアのBeltunaでした。

会場ランチ2009/04/02

フランクフルトのMusik Messeでの昼食です。普通のドイツのレストランより高いし、量も少ないし、美味しくないです。それでもレストランは一杯。他に選択肢が無いからでしょう。スーツ姿の楽器関係のビジネスマンが多く目に付きました。日本人も沢山来ているようです。

Musik Messe2009/04/02

フランクフルトのMusik Messe では、様々な楽器関係の会社が出店していて、会場も大変広く、各所で演奏のイベントもあります。私はアコーディオン関係と楽譜関係の部分しか見ませんでしたので、大体、一日あれば十分でした。幸い、アコーディオンと出版社の出店は同じ建物の同じフロアなので楽です。

アコーディオンメーカーの出展は、イタリアが殆どで、他はドイツ、ベルギー、チェコから出ていました。アジアからは、GOLDEN CUPのブランドで中国のメーカーが出展していました。同メーカーは、日本でタスカーニのブランドで32と60ベースが売られていますが、120ベースやボタン式も作っているようです。会社のHPを見るとサックスやクラリネットなど管楽器がメインでアコーディオンが見られません。あまり力を入れていないのでしょうか..

殆どのメーカーに接触し、いつでも注文できるようにしてきましたが、一部のメーカーは代理店契約の関係でダイレクト注文はできません。まあ、そんなに在庫は抱えられないので、取り合えずカタログをもらってきて、欲しい人がいたら注文するという体制を作ってきました。アコーディオンメーカーでも出展していない所が沢山あります。出展する手間と費用に対して、効果が少ないからでしょう。

写真はロメオとCooperfisaのもう1人のデモンストレーターです。クラシックやジャズをバリバリ弾いていました。

夕食2009/04/02

フランクフルトでの二晩目の食事です。ドイツは肉ばかり。しかも量がやたらに多いです。かといって魚は大抵、淡水魚であまり美味しくない。でも、ビールはうまいです。