新スーツケース2010/09/01

新しいスーツケースを購入しました。
以前買った物はイタリア3ヶ月間用ですので、普段の旅行では大き過ぎます。
地元、愛知県長久手にあるサンコー鞄の製品です。
マグネシウム合金のフレームで軽量らしいです。
容量は56リットル。一般的には3~4日用との事ですが、
私はこのサイズで海外10日間でもOKです。



空気漏れ修理42010/09/01

前々日に書いた空気漏れ修理の続きです。
http://accordion.asablo.jp/blog/2010/08/30/5359418

ベースボタンの戻し作業に引き続き、コードボタンを戻す作業を進めています。
後、40個で終わります..

やっと120個戻して、ベースの修理完了です!

裏蓋を閉じようとしているところです。
4箇所にあるネジはオリジナルではない物に変えられています。
恐らく、ネジ穴の方が緩くなり過ぎたので別の太いネジに変えたのでしょう。
しかし、本来フリーである筈のフタの方の穴にもネジが有効になってしまっています。
これではフタの方でネジが止まっているのか、本体でネジが止まっているのか判らず
きちんとした圧力でフタを閉じる事ができません。
楽器ですので、フタも含めて共鳴しますから、きちんと本体と一体になっている
必要があります。
フタ側の穴をひと回り大きくしてきちんと閉じる様に直しました。

その後、本体の各部から微小に空気漏れする箇所を修復し、
空気漏れの修理が完了しました。
鍵盤もボタンも何も押さずに蛇腹の開閉をしようとしても簡単には動きません。
無駄に使われていた空気は全て音を出す事に使われます。
古い楽器ですが、これでバルブに関する部分は30年程度までメンテナンスなしで
使い続ける事ができます。

マグネット2010/09/03

朝、出勤する時にポストを確認すると、「広報なごや」と、
水道工事の宣伝が書かれた薄いゴム磁石の広告が入っていました。




う~ん、だいぶ貯まったな...


ロシアのボタン式2010/09/04

多分、ロシア製と思われる楽器の修理を承りました。
旅行中にハンガリー(だったと思う)で中古を購入したとの事ですが、
輸送中にベースボタンが壊れてしまったとの事です。
購入先は楽器店ではないとの事なので、整備はされていないでしょう。

メーカーロゴは何と書いてあるのか私にはわかりません。
綺麗な緑色のセルロイド外装です。イタリアでは見ない模様です。
ボタンの配列はC配列でもベルギー配列でもありません。
5列のベルギー配列の内側3列が付いている感じです。

ハードケースの内側に貼ってあるラベルです。
私には読めません..

横から見るとキーボード部分がかなり薄く、楽器の厚みがかなりあり、
キーの位置は楽器の奥行きの中間地点にあります。
キーボードの裏側に白い音色切り替えスイッチがありますが壊れています。
フレンチ式のボタンアコーディオンの特徴に共通した部分として、
楽器の厚さがある事、スイッチが裏にある事、蛇腹留めが無い事があります。
イタリアのアコーディオンがロシアのアコーディオンの影響を受けて、
フレンチ式ボタンの形が出来上がったという推測ができそうですが定かではありません。

壊れているというベースボタン部分です。
高さがバラバラで、鳴ったままの音もあります。
配列はイタリアのスタンダードベースと全く同じで、黒白の塗り分けは単なるデザインです。
ボタン形状はイタリアと同じですが、ボードが段々になっているところは
フレンチボタンの特徴と一致します。

中身を見るとサブタ皮が盛大に反っています。これは右側のリードです。
リードセットはMMです。

左のリードの方も激しく反っています。一部は蛇腹に巻き込まれている程。

ベースリードですが開けてビックリ、ご覧の様に蛇腹の高さと同じ位の
巨大なリードが入っていました。
まるでフリーベースか、ヘリコンバスのアコーディオンみたいです。

ベースリードを横からみた物です。
通常のアコーディオンよりも1セット多い、6セットでした。

リードブロックを留める方法も独特です。
L字型のネジで留めていますが、何故かきちんと留まっておらず、
リードブロックはガタガタと動く状態です。

ベースメカニックの裏蓋を留めているネジを外しましたが、
何故か極度に曲がっています。
海外からの輸送中にかなりの衝撃を受けたのかも知れません。

ベースメカニック側の裏蓋の内側にもラベルが貼ってありました。
ハードケースのラベルよりも鮮明ですが、解読不能です。

ベースメカニックにクモの巣らしき物が..
生きた虫がいたら帰化するかも?

もう一つ、別の虫が..
楽器の中の緑色のフェルトを使ってミノムシの様な殻を作っています。
多分、抜け殻だけだと思います。

問題があるベースメカニックです。
イタリアの物とはちょっとデザインが違いますが、似たような方式です。
さて、これからこの楽器を使える様にしなければなりません。
修復の様子はブログでご紹介して行きます。

ボロネーゼ2010/09/04

当店でレッスンをしてもらっているアンジェロ先生から、
自分で手作りしたパスタソースをお裾分けしてもらいました。
先日、自宅で行ったパーティーの残りらしいです。
という訳で早速、頂きました。
ソースはボロネーゼです。ミートソースに相性の良いFusilliというネジネジ型の
パスタを茹でて、解凍したソースとオリーブオイルで少し炒めて出来上がり。
パスタに解凍したソースをかけるだけよりも、合わせて少し加熱する方が断然旨いです。
ボロネーゼは本式には「きしめん」みたいなパスタですが、あれは食べにくいので
ショートパスタにしました。
ご馳走さまでした!