久々に出ました2012/04/13

古いEXCELSIORの調律を承りました。


30年以上前の物ですが、外観はさほど傷んではいません。
この楽器の持ち主は私も良く知っている方です。
よく使っているので中の傷みも少ないと思います。


このロゴは古いタイプの証しです。
とても作りが良い物です。

グリルカバーを外すと鍵盤の奥に何かあります。


久々に出ました。
埃玉です。
以前にもブログで記事にした事があります。
http://accordion.asablo.jp/blog/2010/11/13/5596898
http://accordion.asablo.jp/blog/2010/12/14/5618943

今回の物は直径も大きく、写真では分かりにくいですが、
綺麗な球形で、なかなかの物です。


グリルカバーと本体の合わさる溝の中も埃が堆積しています。
どうやってここに入り込むのでしょうか?
不思議です。


バルブのフェルトは一部、虫食いがありました。
今の所、大きな空気漏れは出ていないので、このままという事になりました。
時期的にはフェルトも皮も交換時期には入っています。


蛇腹の内側に細かい埃が堆積しています。
こういう部分も調律のタイミングで掃除して行きます。


サブタ皮は反りが出ています。
年代から考えると当然です。
これも交換時期ですが、一部交換、再使用という事になりました。


普段から良く使っている楽器だけの事はあり、リードは非常に綺麗です。
錆の兆候もありません。
蛇腹の内側にカビが出る場合がありますが、これも全くありません。
やはり、アコーディオンは使ってると状態が良いです。

コメント

_ コロポ ― 2012/06/28 21:50

EXCELSIORの同じ型番の楽器(303s)が手元に3台ありますがやはりこの写真と同じロゴのアコーディオンが音色、弾きやすさも含めていいですね。
この年代以降の似ているけど微妙に違うロゴ、EXCELSIORロゴが下線でつながっているの、まるで違う楽器のように感じられます、そういえば大きさも少しずつ違っていました。
 それにしてもまるで生き物、埃などを吸い込むもんですね。

_ Cookie(店主) ― 2012/06/29 19:58

コロポ様、こんにちは。
コメントの書き込み、ありがとうございます。

そういえば、下線で繋がったタイプのロゴがありますね。
文字の形状は似ているので年代的には近い物と思いますが、
一文字づつ、金属で作られた物は作るのも大変ですし、
楽器へ取り付けるのも大変です。

それに比べて、樹脂成型されて全て繋がった物は作るのも
取り付けるのも相当楽なのは容易に想像がつきます。
量産とコストダウンの為と思いますが、楽器本体の方にも
そういった影響があるのでしょうか。
その後、ロゴが現在の物に変わってからは、金属製の
一文字づつに戻りました。
安っぽいという意見があったのかも知れません。

演奏で多量の空気が出入りするアコーディオンは
埃の進入は止むを得ないですね。
それこそ、生き物だと自浄作用があるのですが、
アコーディオンにその能力はありません。
調律を行う時に清掃も行いますので、定期的な
調律で楽器を良い状態に保てます。

頻繁に演奏した楽器には埃が入ります。
あまり使わないで仕舞い込んだ楽器は、カビや錆が出ます。
埃の影響の方がずっと軽症で安上がりです。
弾けば上達もしますしね。

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