蛍光灯交換2015/06/04

今日は木曜で定休日です。


岡崎市内の家電店へ行って蛍光灯を買ってきました。
サークル形状の電球色です。
この形の電球色はあまり売っていません。
ついでに、LEDのナツメ球も買ってきました。
これも電球色。



家の和室にある昭和っぽいデザインの天井から吊るす蛍光灯器具です。
見るからに安物ですが、本当に安物です。



買ってきた電球色の蛍光灯に交換しました。
ちょっとだけ高級になった気がします。


修理完了2015/06/05

今年に入ってすぐにお預かりしていた古いアコーディオンの修理を完了しました。


AMATI というメーカーのイタリア製の物です。
この写真は整備前の物です。



修理前は鍵盤高さバラバラでした。



リードに貼られている薄い皮の部品は反りと硬化が酷く全て交換になりました。



鍵盤の先にある開閉するバルブのフェルトと皮を交換し、
鍵盤の高さを揃えました。



修理した後はこんな風に新品の頃のようになります。
鍵盤を押して放した際の閉じる音も小さくなり、鍵盤の深さも浅くなりました。



古い楽器なのでその他にも修復を多数行い、
全体の調律を終えてやっと出荷できます。
楽器の前にあるのは交換して取り外した古い部品です。



オリジナルの古いケースに収めて持ち主の元へ戻って行きます。
古い楽器もきちんと修復すれば長く使って行けます。


屋上2015/06/11

今日は定休日です。
自宅隣の実家の屋上に登りました。



屋上と言ってもビルではないので、ただの屋根の上です。
ベランダにハシゴを立てて屋根へ上がります。



久々に屋根の上にあがりました。
家はちょっとした高台なのでとても見晴らしが良いです。
最後に屋根に上ったのは何年ぶりでしょうか?
30年位前はアマチュア無線の自作アンテナを立てたり、調整の為によく登りました。



業者が立てた地デジのアンテナのマストです。
ステンレスのステーがユルい感じで張ってあります。
あまりに緩いのでステーの金具のボルトを緩めて上へグイッと押し上げて
ステーを張り直しました。



アンテナの直下にある箱はBSのパラボラと地上波の八木アンテナの
混合器かと思っていましたが、ブースターでした。
ウチは送信所から近くはありませんが高台の2階屋根のアンテナなので、
ブースターは絶対必要ない筈です。
親が業者に頼んでアンテナ工事をしましたが、知らないと思って不用なブースターを
取り付けて工事費を多く請求したのでしょう。
どうせ定価でしょうね..



屋根に上ったのは自宅の地デジアンテナの入りが悪くなったので、
隣にある実家のアンテナから分岐をもらう為です。
二つ立てるより安く済みますので。
自宅のベランダに小さな八木アンテナを立てていましたが、
周囲の環境変化により受診状況が悪くなったので分岐から頂くという訳です。
以前はそんな貧弱なアンテナでも入っていたので、屋根上のアンテナで
ブースターが必要な筈はありません。
まあ、今回の分岐で電波が弱くなるのは確実なので丁度良かったですが..
アンテナの下にブースターと新たに設置した分配器が付き、箱が二つになりました。
分岐したケーブルは隣のベランダに屋根から投げ込んで分岐作業終了。



相変わらず、屋根の上からの景色は良いです。
今日はちょっと霞んでいるのでイマイチです。
写真は西側ですので安城方面が見えています。
以前は約15km先にある依佐美送信所のアンテナタワーが見えていました。
今は撤去されてしまったので見る事ができません。



屋根から下りて自宅にケーブルを引き込む作業です。
同軸ケーブルは太くてサッシの隙間を通せないので、
隙間を通す為の細いケーブルを中間に入れます。
黒いのが同軸ケーブルで白い方が隙間用です。



同軸ケーブルをコネクターで繋いで細い線に切り替えます。



ケーブルを通す為にサッシを開けていたら隙間から来客が..
さ30cほどの小さな蛇です。
模様がある小さなヘビですがマムシでは無さそうです。
慌てて持っていたドライバーで外に出る様に誘導しましたが
全く逆の方向に進み、完全に家の中に入ってしまい焦りました。



なんとか外へと誘導し音も無く去って行きました。
家の周りは自然がかなり無くなってきていますが、まさかヘビがいるとは..



胸当て2015/06/14

修理でお預かりする楽器でよくある事例です。


これは、アコーディオンの裏面です。
胸の上に当たる部分ですが、ここに柔らかくて薄いパットが付いている楽器があります。
胸当てなどと呼んでいますが、座布団なんて言う人もいます。
本当に座布団の様な物を付けている人が偶にいますが、
楽器が安定しないのでお勧めしません。

上の写真はその部分ですが、ちょっと弛みがあります。
これは古くなって中のスポンジが劣化している為です。
古い物はスポンジが粉々になって一部に偏って溜まっている場合もあります。



取り外して新しい物と重ねてみました。
下が新しい物で、上が付いていた物です。
厚さが全然違います。



厚さを測ってみました。
古い物は約1ミリです。
クッション性は無くなっていて、ただのナイロンの布という感じです。



新しい物は約9ミリです。
押すと弾力がありクッション性があります。



机の端に掛かる様に置いてみると、古い物は垂れ下がりますが、
新しい物は自重で折れ曲がる事はありません。

楽器の当たりを柔らかくしたり、固定を良くしたり、汗を吸う役割がありますが、
古くなるとどれも役を果たしません。
交換は短時間で可能ですので、ヘタリが出てきたら交換をお勧めします。
元々、胸当てが付いていない楽器に取り付ける事も可能です。



中古不具合の修理2015/06/14

中古で購入したというアコーディオンの修理を承りました。


楽器は20~30年程度以前のCavagnolo のボタン式で、
オークションではなくて専門店で購入したということです。
症状は特定の音色切り替えスイッチのポジションで演奏した場合、
突然、ボタンを離しても音が出たままになるという事です。
症状が常に出ない事とちょっとした事で復帰する為、原因の特定が難しそうです。



この楽器はMMMLですが、凝った機構が付いています。
スイッチ切り替えで機械的にボタンのリンクを接続し、
Lリードの1オクターブ下を同時に鳴らすというものです。
HMLの様な事をMLの楽器で実現するという面白い発想ですが、
付いていないリードより低い音は出ないので、最低音から1オクターブ分は
この機構は働きません。

問題はこの機構を作動している時に起きているので
この機構に関わる部分に不具合がある事が推測できます。
上の写真の様に複雑なリンクが右手側のボタンに付いていて、
まるでベースメカニックの様な複雑さです。
写真の中央の部品はネジが落ちてリンクが外れています。
これは別の不具合を生んでいたので今回同時に直しました。
問題の原因は分かりましたが全てバラして直すには時間と費用が掛かるので、
今回は部分的な分解で修理する事にしました。
一応、修理できましたが再発した場合は全てバラすしか無さそうです。



問題のある箇所とは違いますが、リードの押さえのバネの形状が変です。
自然にはなりませんので製造時からか、販売店での調整方法でしょうか?
中古楽器も良く吟味して選ばないと後が面倒ですね..
オークションや個人売買では尚更です。