バンドネオンの修復9 ― 2021/04/19
バンドネオンの修復を行っています。
左側のリードプレートの修理を行っているところです。
今日もリードプレートのリード下にある穴の内面の酸化物除去を行っています。
同じような画像ばかりで飽きたと思いますが、実際に作業する時も
淡々と同じ作業の繰り返しを行って少しずつ進めて行くということです。
表が終われば裏面へ..
これも同じですね。
これで両面完了、1枚あがり!
バンドネオンのリードプレートはL字型の特殊なネジで留められています。
このうちの一つの先端が折れて短くなっていて機能していなかったので
同じ径のネジを改造して同等品を作りました。
今日は2枚分しかできませんでした。
でも、残り1枚!
バンドネオンの修復10 ― 2021/04/20
バンドネオンの修復を行っています。
左手側のリードプレートの修理を行っているところです。
今日もリードプレートのリード穴の内面研磨です。
左手側だけで6枚ありますが、これが最後の1枚です。
全てのリードプレートの研磨が完了しました。
とても時間が掛かりました。
まだリードバルブを付けていませんのでこれで完了したわけではありません。
手前にあるのは剥がした古いリードバルブです。
右手側は既に終えていますが、左手側はこれからリードバルブを取り付けて行きます。
バンドネオンの修復11 ― 2021/04/21
バンドネオンの修復を行っています。
昨日までに全てのリード、リードプレートの錆除去を完了しました。
左手側はまだリードバルブが付いていないので取り付けを行います。
短冊状の薄い革製の弁です。
単に部品を貼って行くだけなら簡単ですが、リードの長さに合わせて
使う革の厚さを変更する必要がありますし、幅も長さもリードに合わせて
切断加工して行く必要があるので手間が掛かります。
リードプレート3枚分まで完了しました。
左手側だけでもリードは132本ありますのでリードバルブも
132枚作製して貼りつけて行きます。
左手側のリードバルブを全て貼り終えました。
こんな風に裏面にも貼ってあります。
これで楽器の音に関する調整は完了しました。
とても時間を使ってしまいましたが、ようやく調律に入ることができます。
バンドネオンは調律もとても時間が掛かりますが終わりが見えてきました。
アコーディナ入荷 ― 2021/04/23
フランスからアコーディナが入荷しました。
アコーディナについて詳しく知りたい方は下記の記事をご覧下さい。
梱包材として新聞紙が丸めて入れてありました。
フランスの新聞ですが、広げてみるとパズルをやったあとが..
回答したのはAccordina製作者のMarcelさんでしょうか?
フランスでもクロスワードがあるんですね。
よく見ると、「Sudoku」と書いてあります。
数独はフランスでもポピュラーになっているんですね。
その下には「Fubuki」というのもありますがそういうパズルもあるのでしょうか?
何故かSudokuは空欄です。
今回入荷したのはMarcel Dreuxというメーカーの物です。
最近はセミハードケースになりました。
以前のハードケースは丈夫でしたがそれなりに重かったです。
このケースは軽量なので持ち運びの負担が減ります。
今回入荷したのは金属外装の標準的なモデルです。
表面は艶消しの仕上げになっていますが、ピカピカの艶ありも作れます。
今回もマスクのオマケ付き。
フランスでもマスクは必須アイテムになっているようです。
最近のモデルにはフランス国旗のタグが付いています。
何気にこれはポイント高いです。
ちょっとした事なんですけど、そういうのって大事ですね。
見た目だけではなくて、こちらでしっかりと再調整して楽器としても完璧に仕上げます。
ベースの最低音 ― 2021/04/27
ベースの音(左手側の音)が高いので気になるという方から相談がありました。
私も良く知るご年配のプロ級に演奏が上手な方ですが、
楽器はなんと、あのHOHNER GOLAです。
当時400万円でしたが、最近は600万円もするようです。
ベースリードを調べてみると意外な事が分かりました。
一般的なアコーディオンでそれなりに大きい物はベースで鳴る一番低い音は
A(ラ)になっている場合が多いです。
この楽器ではC(ド)が最低音になっていました。
つまり、一般的な楽器ではCより低いB、A#、Aまでの3音下まで低音が続きます。
Cが最低音の楽器ではそれより低い音階のB、A#、Aは1オクターブ高くなります。
ベース音が高くて気になる理由はこれでした。
古いEXCELSIORの小さな楽器ではCが最低音の場合もありますが
高級機でCが最低音というのは初めて見ました。
全てのGOLAがそうなのかは分かりませんが、改造した痕や特注した感じはありません。
今回は一番低い音のリード列と、2番目に低い音のリード列のB、A#、Aを
1オクターブ下げて一般的な楽器と同じ響きになるように改造しました。
ベースの最低音は楽器によって違いますが、Aになっている物が多いです。
小さい楽器や古い楽器ではCの物もあります。
最近ではGまで低くなっている物もありますし、物によってはEまで低い時もあります。
個人的にはEまで低いとちょっと低過ぎて聞きづらいので、G位までが良いと思います。



















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