名古屋市科学館2010/08/19

今日は定休日。
という事で、8月31日で一旦休館になる名古屋市科学館へ行って来ました。
休館の理由はリニューアルです。
リニューアルに伴い、昭和40年よりも以前からある天文館と、
理工館が取り壊されるという事で、最後の見納めです。
小さい頃から科学などに興味があった私は何度となくここへ行きました。

入り口です。これは平成になってできた生命館の方にあるので、
昔の入り口ではありません。
確か以前は真反対に入り口があって、そこに汽車とか戦闘機が置いてあった筈。
入場の検札はQRコードによる自動改札になっていて時代を感じます。


当時からあった装置です。
記憶にありますが、このルーレットの様な装置の意味するところは不明です。
金属のボールが回転しながら中心の穴に落ちて行きますが、
惑星の運動を表しているらしい..


これも記憶にあります。
屋外にある望遠鏡からの太陽の像を建物内まで導いて投影したリアル太陽像です。
今日は何故か黒点が見えませんでした。
ここまで光を持って来るのはやっぱりファイバーでしょうか..
ただ投影しているだけと思うでしょうが、刻々と位置が変化する太陽を追尾するのは
結構、大変な事です。(子供の時はそこまで考えてなかった..)


鉄道模型の巨大なジオラマです。
走っている模型はHOゲージですね。
時代を反映して、名古屋駅にはちゃんとツインタワーが..

リニアモーターカーと言えば、この形です。
そんな記憶の世代です。JNRマークが懐かしい。


これもよく入って遊びました。
さて、これは何の運転室でしょうか?

0系新幹線ですね。
しかし、何故ノーズが光っているのか意味不明。
昔はこんな照明無かった様な..



電子顕微鏡がありました。日立製のかなりの年代物。
私もサラリーマン時代に古い電子顕微鏡を好んで使っていました。
新しい物が入ってきても、どうもデジタル系の操作が嫌で..


これは、ボタンを押すと匂いが出てくる装置。
当時もこれは人気の装置で、子供がいつもくっついていました。
定番の花やフルーツに加え、ハンバーグとかカレーの匂いとかもあります。
当時の装置は白いタンスみたいな感じで、穴が沢山並んでいた様な..


これは蒸留装置ですが..
こういうのを見るとサラリーマン時代が懐かしい。
実験装置の組み立ては得意でした。


と、会社時代を懐かしんでいると..
丁度、その会社の製品が展示してありました。
セラミックス製のターボチャージャーローターです。
これ、今はもう作っていませんが..


水に関する展示です。
見た目にも楽しく、ハンドルを回して汲み上げをしたりできて当時も人気の場所でした。


理科室でおなじみの人体模型。
これ、子供の頃、本気で欲しかった。
ここは生命館の方なので、リニューアル後も存続しますね。


パラボラの集音機です。
これが部屋の両端にありますが、電気も使わずに向こうの小声が聞こえるので、
今やっても結構驚きます。自分の真後ろに人がいるみたいな感じ。


鏡のコーナーですね。
平面鏡では無いので自由に痩せたり、太ったりできます。
そういえば、小学校の校舎にもこういう場所があった。


これも記憶にあります。
振り子に砂を入れて図形を描かせる物ですが、今だったら
パソコン画面上で簡単に再現できるでしょうし、そういう展示方法に
なっていてもおかしくありません。
ですが、実際に砂を入れ、振り子を動かして作った体験は記憶に残ります。
パソコン画面の図では、きっと忘れてしまうでしょう。
なんでもシミュレーションで終わらせるのは面白くないですね。


これは凄く記憶にあります。
子供ながらに、若干の恐怖心を持ちながら操作した覚えがあります。
実際、資格も管理区域も無くてX線装置が使えるって凄くないですか?


8階までやってきました。
ここは電気関係の部屋です。一番好きな場所でした。


8階の上に9階、「遊びの広場」という所がありましたが、
そこは当時は違う展示だったと思います。
その上には休憩場がありました。誰もいません。
古いベンチと自販機だけでした。
窓から望遠鏡のドームが見えました。ここには65cmの反射望遠鏡があります。
ドームと言えば、ここにはプラネタリウムがあります。
今日は予約で既に満席。
私は何度も科学館に来ているけど何故かプラネタリウムは見ていません。
今でもそうですが、見上げれば本当の星が見られるのに、虚像を見るという事に
あまり興味が持てません。
リニューアル後は世界最大規模のプラネタリウムができるそうです。
1回くらいは見てみてもいいか..


外へ出ました。
旧プラネタリウムのドームの裏には、既に新しいプラネタリウムの球体ができています。
昔の展示が無くなるのはちょっと寂しいですが、新しい科学館もまた来てみたいです。
しかし、この外観、どこかのテレビ局に似ていると思うのは私だけでしょうか?

空気漏れ修理2010/08/23

千葉県のアコーディオンプレイヤー様から、空気漏れを改善したいとの事で、
修理の依頼を承りました。
楽器は30年は経過していると思われる古いEXCELSIORです。
以前にも修理には出しているそうですが、あまり変化が無かったとの事ですので、
ここで確実に成果を出さないといけません。

鍵盤を見ると、高さがバラバラになっています。
また、押した時の深さが適正量よりも深くなっていました。
これは、バルブが劣化している証拠です。

という訳で、鍵盤を外す為に分解を開始しました。
やはり長い間、触れられていないらしく、埃が付いています。

鍵盤を外すと、更に埃が現れます。
分解と同時に清掃も進行します。

右手のバルブが当たる面ですが、アルミニウムの錆が出ていました。
深くはありませんが、こういうちょっとした積み重ねが
全体の空気漏れに影響している可能性があります。

アルミの錆は、バルブの皮の方にも転写されていました。

バルブを横から見ると、段付きになっているのがよく分かります。
恐らく、今までの修理では交換されいないと思います。
製造時のオリジナルですね。
古い楽器によくある虫食いはありませんが、交換時期です。

外した鍵盤からバルブだけを取りました。

更に、バルブから古いフェルトと皮を剥がしました。
フェルトと皮の残骸です。長い間、お疲れ様でした..
バルブ自体はまだ使えそうなので、オリジナルを再利用します。
新品に変えると見た目は綺麗になりますが、オリジナルの外観が
損なわれますので、機能的に問題が無ければ再利用です。
ですが、再利用すると不要なロウや接着剤をきれいに落とす手間は増えます。
今日は、ここまでで終了..

大蛇腹2010/08/25

いつもの様に、帰りの電車をホームで待っていると、
一つ手前の武豊線の電車が入って来ました。
武豊線はディーゼルで私が利用する東海道本線とは列車が違い、
乗車位置も違います。
という訳で、私の目の前に停止したのは..

巨大蛇腹でした!



空気漏れ修理22010/08/27

先日、空気漏れの修理を承ったという記事を書きました。
http://accordion.asablo.jp/blog/2010/08/23/5335802

あれから、バルブ本体の清掃、フェルトと皮の張替えを行い、
バルブの取り付け後、鍵盤の高さを調整して組み付ける作業を行いました。
その後、鍵盤にかなりのガタツキが出ていたのでこれを修正する作業を行いました。
ここまでに4日間を費やしました。定休日の木曜も使っていますので..
その甲斐あって、下記の写真の様に美しくバルブが蘇りました。
(フェルトの色が白から赤になりましたけど..)

右手が終わったところで蛇腹のシール(パッキン)を交換しました。
付いていたのはオリジナルではなく、一度は交換されている物だと思いますが、
元々あったシールを剥がした後の下地処理がイマイチでしたので、
その部分からやり直して、新しいシールに交換しました。(両面)

右手のバルブは新しくなりましたが、左はまだそのままです。
全部やらないと意味がありませんので、左側にかかります。
バルブはベースメカニックの一番底ですので、まずは分解から始めます。
分解中にパーツの破損を発見しました。
このような箇所が2箇所ありましたので、分解しつつ修復しました。

バルブのフェルトは虫食い被害がありませんでしたが、
空気ボタンのストッパーのフェルトは接着剤を残して食われています。

ベースメカニックを全て外してスッキリ。
バルブがやっと触れます。

取り外したバルブです。それなりに傷んでいます。
これはフェルトなしで皮が直接貼ってあるタイプでした。

今日はここまで..

ウマイです2010/08/27

いつまでも猛暑が続きます。
アイスクリームをつい食べてしまいます..

そんな時にこれを発見。
グリコアイスクリームです。
「トロネーゼ」という名前ですが、食感を名前に取り入れているのでしょう。
同じグリコの「ドロリッチ」と同じ路線でしょうか。

フタを取ると、表面は全てチョコレート。
かなり固く、パリッと割れます。

表面チョコの下は、中央に柔らかいチョコレート、
その他はバニラアイスとなっています。
2種類のチョコと、バニラアイスのハーモニー♪
これは結構ヒットです。
甘さ加減が日本風ではなく、結構強めでイタリアやフランスの感じに近いです。