調律前 ― 2015/02/01
アコーディオンの調律を承りました。
少し前にも調律の前に行う処置について書きました。
今回も同じメーカーのイタリア製アコーディオンの調律です。
上の画像の中央のリードはリードの破損か何かで入れ替えれたようです。
固定の為のロウの色が他と違いますし、よく見るとリードも
同じ形ではありません。
問題はリードではなくて、取り付け方です。
ロウの接着が丁寧ではなく、隙間に十分にロウが流れていません。
こちらも右手側のリードですが、薄い皮のリードバルブを
押えている細い金属製のバネの形状に問題がある箇所が幾つかあります。
これは木枠の内側から見たリードですが何か変です。
リードを接着した時のロウが隙間から中に流れて
リードバルブの側面まで出てしまっています。
これではリードバルブが殆ど開かないので音に影響が出ます。
恐らく、製造時になったエラーと思いますが、
最初の調律で気付けなかったのかな..と思います。
という事で、調律にかかる前にやるべき事は沢山あります。
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