戻ってきたバンドネオン2015/08/24

先日、バンドネオンの調律をさせていただきました。





そのバンドネオンですが、大きく調律がずれていた箇所が
再びおかしくなったという事で戻ってきてしまいました。
本来こういう事はできるだけ避けたいのですが、仕方ない場合もあります。



問題のリードはこれです。
見た目には特に問題なさそうですが、大きくピッチが下がっています。
最初に来た時もピッチが下がっている箇所でしたが、
暫く強めに弾いても変化が無かったので調律で戻しました。
ですが、短期間でピッチが変化したのでリードが折れていると思われます。



という訳で、問題のリードを新しく作製した物に交換しました。
アコーディオンの場合は音程ごとにリードが独立していますので
問題の箇所だけ簡単に交換できます。
バンドネオンは同一のフレームにリードが並んでいますので、
折れている場合、リードそのものを交換するしかありません。
また、同じ物がありませんので、板から削って作る必要があり、
大変な手間が掛かります。
明らかに折れている場合以外は費用と時間が掛かり過ぎるので、
調律で対処しますが、時に今回の様な事態も起きてしまいます。
この楽器は過去の調律でリードがかなり傷んでいますので、
今後、リード折れを含むリード関係の問題が多く出てきそうです。



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