日本製アコーディオンの修理4 ― 2021/08/02
40年以上前に製造された日本製アコーディオンの修理を行っています。
右手側のリードです。
経年で反りと硬化が出た薄い革製の部品、リードバルブを全て交換しました。
リードバルブの交換以外にも、リードの錆除去やクリーニング、リードの調整も
併せて行っています。
こちらは楽器を受け取った時の状態です。
この状態だと音に雑音が混ざったり調律にズレが生じます。
40年経過した部品は修正しても問題が残るので交換するしかありません。
ベース側のリードです。
こちらもリードバルブを全て交換しました。
音の切り替えスイッチの機構が固着していましたが修理をしました。
これで本来の音を取り戻す事ができます。
ベースリードの修理前の状態です。
リードバルブも上に貼ってある細い樹脂部品も激しく反っています。
音の切り替えスイッチは固着して動かなくなっていました。
蛇腹と本体の合わせ目に入っているパッキンシールです。
交換したので厚さがあります。
元々付いていた革製のパッキンシールです。
経年で潰れていますので空気漏れの原因になります。
楽器の物としての修理は完了しましたので、後は調律を行えば完了です。
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