カステルフィダルド フェスティバル22010/10/07

カステルフィダルドへ来て2日目です。
今日は午前中は取引先などへ行き、お仕事タイム。
中心地より2km離れたホテルで滞在していますが、メーカーへ
車で迎えに来て頂いたので今日は楽して中心まで来ました。

お昼になったので、レストランへ..
頂いたのは特大のラビオリ。
このレストランは2年前に来た時、VICTORIAの社長さんに連れてきてもらった所で、
今晩行われる、WORLD ACCORDION TRIOの会場であるアストラ劇場の隣です。
2年前に緊張しながら食べた事など思い出していると..ご本人登場!
やはりここは常連なんでしょう。
すぐに立ち上がって挨拶をしていると、続いて社長婦人やcobaさんやら今晩の
出演者ご一行が入って来ました。
奥には既にテーブルが並べてあり、ご一行様の席が用意してありました。
暫くするとcobaさんがわざわざこちらへ来てくれました。
今晩のライブ後に楽屋へおいで..と有難くお誘いを受けました。
その他、このレストランに日本でのアコーディオン研究家の第一人者であり、
「アコーディオンの本」の著者で有名な渡辺芳也さんが来ている事を教えて頂きました。
よく見ると、自分のテーブルのすぐ斜め先に渡辺さんがいらっしゃいました。
本は勿論読みましたし、写真でお顔は知っていましたが、お会いするのは初めてです。
すぐにテーブルへ行き挨拶をさせて頂きました。
すると、私の事はcobaさんのお父様から聞いていると伺いました。
私の知らないところで、多くの方々に支えられている事を改めて実感しました。


食後は小さな会場で行っているミニコンサートを見てきました。
この方はジャズアコーディオン奏者です。
凄いテクニックの演奏を汗を流しながら一生懸命演奏していました。


これは上記のミニコンサートの会場を外から見た所です。
写真の様に、コンサート会場は番号で分かりやすく表示しています。


これはカステルフィダルドの中心部の地図と、フェスティバル中の会場を示す地図です。
四角いオレンジに番号がある所は演奏会場、黄色い四角にアルファベットは
コンクール会場、紫のお皿マークに番号は食事できる場所を指しています。
パンフレットでは、この会場表示と日時、出演者をリストで表示したページがあり、
今、どこで何を行っているのかがすぐに分かる様になっています。
フェスティバルを効率よく周るにはこの地図とスケジュール表が欠かせません。


今度はコンクール会場へ来ました。
この時のカテゴリーはクラシックではなく、ミュゼットや民族音楽、ポピュラーと
何でもありでしたので、なかなか楽しめました。
1人で2、3曲演奏して、順次奏者が入れ替わるという感じです。
弾き語りやちょっとした楽器の併用も可能というかなりラフなカテゴリーでしたが、
今日は第2戦との事でレベルは非常に高いものでした。
最前列では審査員が5、6名座っており、その後ろは観客です。
勿論、無料で出入り自由ですが、審査中なのでマナーは重要です。
写真やビデオ撮影も自由にできます。


コンクールが終わったのでまた別会場へ来ました。
ここではアコーディオンとボーカルの共演をしていました。
ジャンルはクラシックです。
市庁舎の中の会場で内装もゴージャスでした。


こちらはまた別の会場です。
フェスティバルではちゃんと子供向けのプログラムが用意されていました。
会場は幼稚園で外ではお菓子を配ったり風船で作った物をプレゼントしていて、
時間が来ると中で演奏やアコーディオンの説明、演奏体験ができる内容です。
こういうプログラムが準備されているのは流石です。とても関心しました。
ちなみに、この催しは期間中、毎日1、2回やっています。

内容も驚きました。子供に混ざって暫く見ていましたが、こういう時の演奏は
大抵、子供向けの楽曲とか子供に合わせる場合が多いと思いますが、
演奏したのは、ガリアーノのクロードへのタンゴ、そしてスプリーン..
シブ過ぎる..
しかし、子供(小学生以下も沢山いた)はきちんと最後まで聴いていました。
親が後ろで見ているというのもありますが、躾は日本より厳しいのかも?
変に子供が知っている曲でウケを狙うよりも、アコーディオンの曲を聴かせた方が、
案外、子供にとって印象に深く残るのかも知れません。この発想は勉強になりました。
子供の積極性にも驚きました。弾いて見たい人?という問いかけに対し、
皆、凄い勢いで手を挙げていました。
子供の試奏時間になったので外へ出ましたが、既に暗くなっていました。
今夜のライブがあるのでまた慌てて昨日行ったピッツェリアへ行ってきました。
あ、また写真忘れた..


WORLD ACCORDION TRIOが行われるアストラ劇場の前です。
時間少し前ですが、既に開場していました。


私も中に入りました。チケットは指定席ですが、客席の前後方向の丁度真ん中の
通路の手前から2列目というとても良いポジションでした。
それでもこの会場はそんなに大きくありませんので、最後列でも十分楽しめる距離です。
ちなみに、入場料は15ユーロ。日本円で1700円です。
昨年の東京での入場料は6800円。この差は何なんでしょう?
ヨーロッパでは芸術観賞に必要なコストが日本よりずっと低いという事です。
色々な理由があると思いますが、羨ましいかぎりです。

開演はやはり時間より少し遅れてスタート。
この頃には立ち見の客も現れました。
観客は比較的高齢で、この点においては日本と同様の様です。


昨日同様、開演前に軽快なアコーディオンのポルカが流れ、黒いワンピースの
司会者が現れて何か喋った後に演奏が始まりました。
この最初に流れるポルカ、なんだか結構気に入ってしまい、半分耳コピ状態です。
帰ったら演奏してみよう..

WORLD ACCORDION TRIOの内容は、coba、マロッコ、ガリアーノと順次1人ずつの
ステージがあり、その後は3人でセッションという感じでした。
cobaさんの時とセッションの時は日本から参加のギターとパーカッションと、
外国人のベースが混ざります。
そんな感じで、あっと言う間にライブは終わり(2時間少し)、アンコールも出ました。
このライブ、信じられない事に撮影、録音OKの様です。皆、普通に撮影していました。
私も終演直前のシーンだけ撮影しました。


ライブ後は、cobaさんのお言葉に甘え、楽屋へ訪問しました。
昨年の名古屋ブルーノート以来のガリアーノさんとの対面です。
最初は分からなかったみたいですが、cobaさんに紹介されて調律を行っている事と、
名古屋ブルーノートでも会ったという事を伝えると思い出してもらえました。
ちゃんと覚えていてくれたのですね..
イタリアでガリアーノ氏とこうして写真を撮ってもらえるなんで、夢の様な話ですが、
現実の物となりました。


そして..いつもの様に怒られながらcobaさんと写真撮影。
最近、cobaさんは私と会うといつもこんな感じで叱咤激励して頂いています。
大変忙しい中、名古屋へ来た時に心配して私の店に寄って頂いた事もあります。
いつもいつも、とても気にかけて頂いている事を本当に感謝しております。
写真を撮影して頂いたフェブレの湯川さん、ありがとうございました!

あ、マロッコさんとの写真、撮り忘れた..

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