リフレッシュ2010/10/29

古いアコーディオンの修理依頼を承りました。
取り敢えず現状確認を行いました。

鍵盤のバルブですが、フェルトが虫食い状態です。

右手のリードです。サブタ皮は酷く反っており、かなり硬化しています。

ベース側のリードも右側と同様にサブタ皮の反りと硬化があります。
幸い、リードの錆は一部に僅かにある程度でした。

鍵盤を外すとかなりの量の埃が貯まっています。

リードブロックの裏には鉛筆書きの文字がありました。
右側は恐らく製造時に調律した人のサインでしょう。
左は同じ鉛筆書きですが太さが違いますし、イタリア人の書く数字の格好と違います。
恐らく日本人が書いた物ですが、「34 3 13」とあります。
多分、昭和34年3月13日の意味と思います。日本で再調律した日付でしょうか。
という事は、この楽器は最低でも製造から51年経っている事になります。
その割にはあまり傷んでいないので消耗品を交換すれば新品の様に生き返るでしょう。
お見積りを出すと全て行って下さいとのお返事を頂きました。
かなり時間がかかる作業になりますので、これから少しづつ進めて行く事にします。

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